ウクライナ反戦闘争へ 2・23芝公園に総結集を 岸田倒し日帝の参戦阻め
ウクライナ反戦闘争へ
2・23芝公園に総結集を
岸田倒し日帝の参戦阻め
ウクライナ戦争開戦から1年を前にして、アメリカ帝国主義など北大西洋条約機構(NATO)加盟国は、戦車や長距離ロケット弾などをウクライナ戦争に投入することを決定し、ロシア軍の壊滅を狙った大攻勢に出ようとしている。日本帝国主義・岸田政権は、5月主要7カ国(G7)広島サミットにウクライナ大統領ゼレンスキーを招くために、2月中のウクライナ訪問を狙っている。米日帝国主義による中国侵略戦争のための23年度の大軍拡・戦争予算の衆議院通過が狙われているのも2月末だ。2月がウクライナ戦争と大軍拡予算をめぐる大決戦だ。青年労働者と学生を先頭に、ウクライナ開戦1周年2・23全国闘争(東京・芝公園23号地)に総決起し、大軍拡予算粉砕・岸田政権打倒をかちとろう!
帝国主義による強盗戦争
2・23全国闘争は第一に、「ウクライナをこれ以上戦場にするな! 米帝・NATOとプーチン・ロシアは直ちにウクライナから撤退せよ!」を全力で訴え、日帝・岸田政権のウクライナ戦争参戦を絶対に阻止する闘いだ。
ウクライナ戦争は、米欧帝国主義とウクライナ・ゼレンスキー政権が一体となった勢力と、プーチンを頭目とするロシアの支配勢力との激突であり、どちらの勢力も労働者人民の敵だ。この強盗たちの利益のために、ウクライナとロシアの労働者人民が殺し合いをさせられている。絶対に許せない。
特に、米帝は中国への侵略戦争を構える中で、ウクライナ戦争でロシアと中国を分断し、ロシアを弱体化させ、プーチン体制の打倒すら狙っている。ウクライナ戦争は、NATO軍とロシア軍の全面的な激突と核戦争までエスカレートしかねない。日帝・岸田政権は、G7議長国の立場を利用してウクライナに対する大量の武器援助を行い、参戦国になろうとしている。
ウクライナ戦争を終わらせる道は、全世界の労働者人民による国際反戦闘争を爆発させ、帝国主義の世界支配を根底からひっくり返す反帝・反スターリン主義世界革命をかちとることである。特に、G7議長国である日帝・岸田政権を打倒し、ウクライナ戦争を継続・激化させている帝国主義強盗どもが集まるG7広島サミットを粉砕することが国際反戦闘争の爆発にとって決定的だ。2・23全国闘争の大爆発をかちとり、5月G7広島サミット粉砕決戦に突き進もう!
中国侵略戦争狙う大軍拡
2・23全国闘争は第二に、米日帝による中国侵略戦争を絶対に許さず、大軍拡・戦争予算の衆議院通過を阻止する闘いだ。
中国に対する侵略戦争を構える米帝は、中国からの気球を「偵察気球」と称して撃墜した。中国に対するすさまじい戦争挑発だ。米帝の政府高官や軍幹部による「中国が5年以内に台湾に軍事侵攻する」という相次ぐ発言も、中国に対する戦争挑発であり、中国を台湾侵攻に引きずり込む意図が込められている。
バイデン政権と直結する戦略国際問題研究所(CSIS)が公表した「中国の台湾侵攻シミュレート」では、「中国との戦争は第2次世界大戦後に米国が経験してきた地域紛争や対ゲリラ戦争とは根本的に異なり、近年にない死傷者が出る」と強調し、「重大な死傷者に直面しても作戦を継続する必要性を認識せよ」と、労働者人民が大量に死のうが侵略戦争を継続・激化させていく帝国主義の本性を露骨に明記した。
重大なことは、「日本こそが要である。在日米軍基地の使用なしには、米軍の戦闘機・攻撃機がこの戦争に効果的な形で参戦することはできない」と明記したことだ。中国に対する侵略戦争の最大の出撃基地は、沖縄をはじめとした在日米軍基地だ。しかも日本政府が緊急事態宣言を発し、自衛隊が米軍と一体で参戦することが想定されている。米軍と自衛隊が中国軍を攻撃し中国の労働者人民を虐殺すれば、中国から在日米軍基地や自衛隊基地、日本政府中枢や原発などへの反撃も行われる。中国本土や台湾、沖縄などの南西諸島をはじめ日本全国が地獄のような戦場となるのだ。
岸田は施政方針演説で、「極めて現実的なシミュレーションを行った上で、......防衛力の抜本的強化を具体化しました」と述べ、「5年間で43兆円の防衛予算」「反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有」「南西地域の防衛体制の抜本的強化」などを挙げ、「日本の安全保障政策の大転換」だと明言した。「防衛」「反撃」と言いながら、実際は「極めて現実的なシミュレーション」に基づく、米日帝による中国侵略戦争を行うための軍事力の確立が必要だと言っているのだ。
岸田は「外交には裏付けとなる防衛力が必要」(施政方針演説)とも言う。かつて日帝が朝鮮や台湾や中国に行った軍事力を突きつけての砲艦外交を再びくり返すというのだ。
だが、「日本こそが要」ということは、日本の労働者人民が戦争絶対反対で闘えば、米日帝による中国侵略戦争は阻止できるということだ。2・23全国闘争―2・24国会闘争に全国から総決起し、大軍拡・戦争予算の衆議院通過阻止・岸田政権打倒へ闘おう!
自国政府打倒へ闘おう!
2・23全国闘争は第三に、戦争を止めるために戦争を必然とする帝国主義を打倒すること、自国政府=日本帝国主義を打倒することを鮮明に掲げる闘いだ。
この時、重要なのは三里塚闘争だ。三里塚闘争は、「空港絶対反対」「農地死守・実力闘争、一切の話し合い拒否」を貫き、日帝の総力を挙げた成田軍事空港建設という国策を実力で粉砕し続け、「闘えば勝てる!」ことを示し続けている。そして、「空港建設という国策に国民は協力すべき」という国益論や国家主義に対して、「農民を犠牲にして成り立つ国家こそが滅びるべきだ」という革命的祖国敗北主義と自国政府打倒の闘いを貫いてきた。それは、帝国主義国家と労働者人民は非和解であり、話し合う余地など一ミリもないという立場だ。
この三里塚闘争の立場に立った時、労働者人民の無限の可能性は爆発的に解き放たれる。今や岸田政権が日帝の延命のためにすべてを戦争に集中し、「戦争に協力せよ。増税も認めろ。国のために命も差し出せ」と労働者人民に迫る時、日帝こそ滅びるべきだ、という立場で闘うことが必要だ。三里塚農民・市東孝雄さんの農地を守り抜き、全国の職場・地域で三里塚のように闘おう!
ほらぐちともこ区議の再選をかちとる杉並区議選決戦も、岸田政権・右翼との戦時下の激突にかち抜き、帝国主義戦争を内乱に転化する闘いだ。
岸田首相秘書官で広報を担当し、岸田のスピーチライターも務めてきた荒井勝喜が、性的少数者や同性婚をめぐり露骨な差別発言を行い、怒りと非難を浴びて打倒された。荒井暴言は、統一教会のような家族主義・国家主義の反共極右勢力と一体で戦争に突き進む日帝・自民党・岸田政権の反動的正体を示すものだ。
今こそ日帝打倒に向かって、階級的労働運動を職場からつくりだそう。23春闘を労働運動再生春闘として闘おう。闘う労働組合と全学連を先頭に2・23全国闘争に総決起し、日本帝国主義打倒へ突き進もう!