動労千葉など3労組 NAAに申し入れ
週刊『前進』04頁(3280号04面03)(2023/02/06)
動労千葉など3労組
NAAに申し入れ
動労千葉、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同の3労組が三里塚反対同盟と固く連帯し、NAAによる市東孝雄さんの農地の強制収用の中止を求める申し入れを1月26日付で行いました。以下、申入書の全文を紹介します。(編集局)
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市東孝雄さん耕作地の強制収用中止を求める申し入れ
成田国際空港会社取締役社長 田村明比古殿
私たち3労組は、三里塚芝山連合空港反対同盟と連帯し、ともに闘い続けてきた立場から、成田国際空港会社が千葉地裁に申し立てた市東孝雄さんが耕す天神峰農地に係わる「建物等収去命令」と「工作物収去命令」を直ちに取り下げ、強制執行を行わないよう強く申し入れるものである。
対象とされた農地は、市東家が三代・百年にわたって耕し続けてきた農地であり、市東孝雄さんに耕作権があることは明らかである。また、農地の強制的な収用手続きを進める成田国際空港会社のやり方は、前身である空港公団が、1993年に「あらゆる意味において強制的な手段はとらない」と誓約した経緯や、強制執行を行わなければならない緊急性、必要性がどこにもないこと等を考えれば、不当極まるものであることも明らかだ。
さらに、この間の防衛力強化・大軍拡をめぐる議論の中で、浜田防衛大臣が成田空港と下地島空港の軍事利用を明言していることを見れば、強制執行の画策は「機能強化」に名を借りた軍事転用計画だと言わざるを得ない。
従って、表記のとおり強く申し入れるものである。
2023年1月26日