広島サミット断固反対 被爆2世の怒りに応え

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週刊『前進』04頁(3279号04面04)(2023/01/30)


広島サミット断固反対
 被爆2世の怒りに応え

(写真 1・23国会闘争でG7サミット粉砕を訴える福井さん【左から2人目】)

 1月23日の国会闘争での広島労組交流センター・福井利明さんの発言要旨を紹介します。(編集局)

 G7サミットを広島でやるのは、戦後の「ヒロシマ」的なものを一掃するためだと思います。広島の現状をお知らせしたい。
 「被爆の実相を伝える」とかではなく経済効果、市議会でも県議会でも、サミットで人が集まってもうかるという話ばかり。被爆2世はうんざりしています。広島市や県、商工会議所、こういう連中が集まって「オール広島」のように見えますが、被爆2世からは「G7は許しがたい」という声がほとんどです。私が知っている被爆2世も岸田首相に怒っています。
 戦後直後に文部省(当時)が「あたらしい憲法のはなし」という冊子を配っています。この中では、兵器とか武器とかいっさい戦後は持ちません、だけど心細くありません、世界で最も正しいことをやっているからと言っている。それを朝鮮戦争が始まって1年で絶版にした。原爆詩人・峠三吉の「一九五〇年の八月六日」という詩では、国連のユネスコの集会も含めて集会・デモが全部禁止されたことが言われている。そういう中での朝鮮戦争だった。今そういう時代が来ていると思います。
 G7サミット断固反対と言い切っているのは、ここに集まっている僕らだけです。僕も広島市職員ですけども、内部から「オール広島」を粉砕していく先頭に立って闘っていきます。ぜひ5月19日、全国闘争としてG7サミット断固反対で闘いましょう。
 もう一つは4月23日の洞口朋子さんの杉並区議選です。駆け付けたいと思います。こういう議員を絶対に当選させなければいけません。共に頑張りましょう。
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