ながすな汚染水!うごかすな原発!戦争阻止!すべての核と原発なくそう! 3・11反原発福島行動,23へ

週刊『前進』04頁(3278号03面03)(2023/01/23)


ながすな汚染水!うごかすな原発!戦争阻止!すべての核と原発なくそう!
 3・11反原発福島行動,23へ

(写真 岸田の福島訪問と祈念式への出席を弾劾して福島市中心部をデモした昨年の3・11反原発福島行動)

 3・11反原発福島行動23に向けた実行委員会の呼びかけ文を掲載します。政府は1月13日、この春から夏ごろに放射能汚染水の海洋放出を開始する方針を示しました。3・11への大結集をかちとり、絶対に阻止しましょう。(編集局)

♦原発事故をなかったことにして戦争する国への国家改造を許さない
 安保3文書閣議決定をもって戦争する国として臨戦態勢に入った日本。岸田政権は、広島・長崎の核被爆から77年間、日本の労働者民衆に不文律のようにあった反戦の思想を踏みしだいた。ヒロシマ・ナガサキの被爆者の闘い、福島の怒りを叩(たた)き潰して、核戦争に向かって、原発政策の大転換。原発再稼働・運転期間延長、次世代型原発の新増設などを決め、あげくのはては「復興予算」を軍事費2倍化の財源に使うとまで言っている。福島の憤りが再燃する。「いまだ自宅に帰れない人がいる状況で、どうしてこんな話が出るのか」(福島民友)
♦戦争の危機に向き合う闘いを
 「主権者に何をするか!」。かつて三里塚闘争で、機動隊の暴挙に農民は牙をむいて抵抗した。いままた三里塚は、国家権力との激しい攻防に入り、緊迫している。全国から学生、青年労働者が市東孝雄さんの自宅前天神峰に結集し、権力の奇襲に備えて監視体制、座り込み体制に入っている。市東孝雄さんの農地取り上げ強制執行は、戦争のための農地強奪だ。国家意思で軍事空港にするな。沖縄、九州では、米軍・自衛隊による共同大演習が展開されている。与那国町の公道を機動戦闘車両が走行。与那国町では、「台湾有事」に備えて島外への避難のための基金設置を町議会で全会一致で可決している。戦場化する沖縄の現実に、地域住民の危機感がそこまで来ているということだ。
 5月のG7首脳会議を広島で開催するにあたり、岸田は、「人類が核兵器の惨禍を二度と起こさないと平和を誓うのに広島ほどふさわしい場所はない」とした。だが岸田は、核推進論者の実体をもつ。福島の核被曝を封印する反動の深みに入って自己保身か。岸田政権の延命を断ち切ることでしか、命も平和も、子どもの未来も守れない。核戦争への危機をはらみ泥沼化しているウクライナ戦争。最悪の事態を避けなければならない。「新自由主義」攻撃にあらがいながら、戦争反対を叫ぶ全世界の労働者民衆とつながり、自国の戦争政権と闘うことで戦争は止められる。岸田戦争政権を打倒することが急務だ。戦争を止める闘いを、地域、職場、学園の足下から起こそう。
♦汚染水海洋投棄は、海への核投下だ
核で命を、人生を、世界のすべてを破壊するな
 福島県知事・内堀雅雄は、岸田政権に追随し、汚染水海洋投棄を決定。「3・11子ども甲状腺がん裁判」の7人の原告の耐えがたい惨状や訴えも聞かない。守るべき県民を自ら欺き蹂躙(じゅうりん)する政治を実行している。漁民をはじめ福島の怒りは沸騰点を超えている。汚染水海洋投棄を絶対止めよう!
 今年の3・11反原発福島行動は、「核戦争に向かう岸田政権打倒!」「汚染水海洋投棄に加担する内堀県知事弾劾!」の声高らかに、集会とデモを成功させよう。反戦反核の大きなうねりを国内外につくりだす発火点となる、その日にしよう。共に闘いましょう!
 3・11反原発福島行動実行委員会

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3・11反原発福島行動23
 3月11日(土)午後1時開会、集会後デモ 福島県青少年会館・体育館(福島市黒岩字田部屋53―5)
 主催 3・11反原発福島行動実行委員会

☆賛同カンパ振込先
 郵便振替口座番号 00120―8―763817
 加入者名 NAZEN
 *「3・11賛同カンパ」と明記してください

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