農地強奪を阻止しよう 三里塚反対同盟が一斉行動
農地強奪を阻止しよう
三里塚反対同盟が一斉行動
三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議の仲間は12月18日、113回目の空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。
市東孝雄さんの農地を奪う強制執行攻撃が迫る中、天神峰の市東さん宅離れで朝の打ち合わせを行った。東峰の萩原富夫さんが反対同盟ニュース第108号について解説した。
「今回のニュースは、12・11団結芋煮会の報道をメインに、天神峰現地に駆けつけ強制執行を阻もうと訴える内容だ。浜田靖一防衛大臣が政府の本音でもある成田空港の軍事利用に言及した。われわれの軍事空港反対の訴えが周辺住民にも納得してもらえる状況がきている」
市東さんは「(成田空港会社がどのように動こうが)向こうは向こう。こちらは自分たちの闘いを貫こう」と訴えた。打ち合わせを終えて全員がそれぞれの担当地域へと向かった。
寒空の下、サツマイモの出荷作業に追われる農家はニュースを受け取り、「野菜を食べているはずの政治家は作っている人を見ずに金もうけに走っている」と怒りをあらわにした。
この秋の天神峰カフェで初めて現地を訪れ、市東さんの生活環境を目の当たりにした住民は、「こんな人権侵害は絶対に許せない。また年内に顔を出したい」と語った。
さらに、強制執行攻撃への怒りの声が寄せられた。
「市東さんの畑を取っても機能強化には何の関係もない。強制執行は見せしめだ」「空港公団は強制収用はしないと言っていたはず」「騒音下の住民も市東さんを応援します」「天神峰にたくさん人が集まってますね」
浜田防衛相の成田空港軍事利用発言で、反対同盟の闘いの正義性がより鮮明になっている。
「戦時収用そのものだ」「NAA(成田空港会社)なら軍事利用もやりかねない。反対同盟にはがんばってもらいたい」
この日の一斉行動で集まった署名は77筆。総計1200筆を突破した。加えて沖縄からは宮城盛光さんが辺野古の座り込み現場で集めた30筆が届いた。さらに全国津々浦々で緊急署名が取り組まれている。
この強制執行情勢に怒りを燃やして全国の仲間が次々と天神峰に駆けつけ、座り込み、泊まり込みに参加し闘っている。
さらに反対同盟・決戦本部は、12月27日早朝から30日の日没までを「強制執行実力阻止! 天神峰を守ろう! 4日間決戦」として、総決起を訴えている。この4日間に一切の力を集中し天神峰に駆けつけよう。強制執行攻撃を迎え撃とう。市東さんの農地を実力で守り抜こう!
------------------------------------------------------------
1・8三里塚反対同盟
新年デモ&団結旗開き
1月8日(日)
午後0時30分 南台農地集合~デモ行進
午後1時 団結旗開き 天神峰農地 大坂正明さん裁判