1年かけた組織化を 賛同人会議で11月集会を総括

週刊『前進』04頁(3274号02面02)(2022/12/19)


1年かけた組織化を
 賛同人会議で11月集会を総括


 全国から2200人が東京・日比谷野外音楽堂に集まり、戦争絶対反対を貫き、階級的労働運動の大飛躍へ全力で闘うことを誓い合った11・6全国労働者総決起集会。その後、動労千葉は韓国・ソウルに9万人が結集した民主労総11・12労働者大会に参加、三里塚では農地死守決戦が続く12月10日、11月労働者集会の総括論議を行う第5回賛同人・賛同団体会議が東京都内で開かれた。
 冒頭、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長が、集会は大成功だったと評し、「関生支部はすぐに総括と来年の取り組みに入った。26回目となる来年は会場からあふれるように取り組んでいこう」と呼びかけ、そのために「今日の発言は、いい評価2割、課題が3割、そして5割は来年への取り組みを」と提案した。
 続く動労千葉の関道利委員長は「コロナで中断していた民主労総の仲間を呼ぶことができてよかった。民主労総の労働者大会にも参加したが、お互いの揺るぎない団結を実感した」と語り、「国際連帯のためにも日本で運動を大きくしよう」と訴えた。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さん、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士、動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんがそれぞれ、世界戦争危機が深まる中、「集会は成功し内容も充実した。だからこそ取り組みの過程、経験を生かし、明確な目標をもって組織化しよう」「安保3文書の骨子を見るとまさに情勢は開戦前夜。闘いの方向性、それを担う主体の登場、闘いは遅れていない。確信をもって打って出よう」「国際連帯に見合った賛同・支援の陣形を職場・地域でつくることが課題だ」と力説した。
 動労千葉の田中康宏前委員長が基調報告を行った。「労働運動を再生させる、戦争に反対する力を持った労働運動をつくることを掲げた私たちの集会は、どんな困難があっても投げ捨ててはいけない、諦めてはいけない取り組みだ」「ウクライナ戦争が始まり歴史の岐路に立った1年。25周年の記念大会であり、3労組として共同アピールを発出して取り組んだ。その結果、いくつか明確に組織化が前進している」と総括し、「これから1年をかけた組織化をやろう。明確な目標・対象を決め、寝食を共にする構えで真剣に討論し信頼関係をつくる。時代が動いている今、これを1年やりぬけば必ず動く」。
 さらに戦争への激しい攻撃を暴き、「敵も危機だ。連合の芳野会長は『トップセールスが必要だから自民党と会っている』と言った。さらに労働者の何を自民党に売り渡すのか! 連合は崩壊している。だったら新しい労働組合が生まれるしかない。闘いを進めよう」と呼びかけた。
 三里塚、北海道、全学連、東京・神奈川などの参加者からは「春に出会った1年生が11月の組織者になった」「みんなが共感する本質を突いた闘いをしよう」「この論議を持ち帰って新しい挑戦を明日からやっていく!」と、課題と展望が口々に熱く語られた。
このエントリーをはてなブックマークに追加