安保3文書弾劾 防衛省へ怒りのデモ 「侵略戦争を絶対阻止する」

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週刊『前進』04頁(3274号01面02)(2022/12/19)


安保3文書弾劾
 防衛省へ怒りのデモ
 「侵略戦争を絶対阻止する」

(写真 洞口朋子杉並区議らを先頭に労働者・学生100人が市谷の防衛省へデモ。沿道からも大注目【12月14日】)

(写真 防衛省正門前で抗議・申し入れ【東京・新宿区】)


 安保3文書の閣議決定が迫る12月14日夜、改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかけで防衛省デモが闘われた。東京・千代田区の外濠公園に100人が結集した。
 出発前にアピールを行った。大行進事務局が、安保3文書改定を「中国侵略戦争のための国家改造だ」と怒りを込めて弾劾。全学連三里塚現地行動隊の二川光さんは、大軍拡と一体の市東孝雄さんの農地の強制収用を阻止するため三里塚現地へ結集しようと訴えた。全学連は「9月の安倍国葬粉砕闘争のような闘いにこそ戦争を止める力がある」とアピール。デモは市ケ谷駅前を通り防衛省を直撃するコース。通行人の飛び入り参加もあった。
 デモの高揚感も冷めやらぬ中、防衛省に対する抗議・申し入れを行った。最初に大行進東京から安保3文書と来年度防衛予算の撤回を申し入れた。そして、「戦争の原因はロシアや中国にあるのではなく、アメリカの世界支配とその破産の中にある」と喝破し、自衛隊員に対して「侵略戦争への動員を拒否しよう。戦争を行う自国政府を打倒しよう」と呼びかけた。さらに、ミャンマー国軍への支援と殺人訓練を直ちにやめろと訴えた。
 杉並区議会議員の洞口朋子さんは、「中国が攻めてきたらどうするのかという意見もありますが、沖縄戦の教訓は『軍隊は住民を守らない』です。『国債か増税か』ではなく軍拡そのものに反対し、中国侵略戦争反対の行動を巻き起こそう」と訴えた。
 さらに大行進神奈川の船木明貴さん、東京労組交流センターの星野勝紀さんが戦争絶対反対のアピール。最後に全学連の学生が「軍拡は『国民の命と暮らし』のためと言っているが、ふざけるな。沖縄や三里塚では、国家権力こそが命と暮らしを奪っている。全学連は三里塚、杉並区議選、広島G7サミット粉砕決戦を先頭で闘う」とアピールした。
 この行動と連帯して同時刻、沖縄県庁前で大行進沖縄主催の抗議行動が赤嶺知晃全学連委員長を先頭に闘われた。

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