中国侵略の拠点にさせない 大行進横須賀が集会・デモ

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週刊『前進』04頁(3273号03面02)(2022/12/12)


中国侵略の拠点にさせない
 大行進横須賀が集会・デモ

(写真 横須賀を中国侵略の拠点にするなと訴え【12月3日 横須賀市】)


 岸田政権による安保3文書改定などの安保政策の大転換の攻撃、中国侵略戦争へ向けた三里塚・市東孝雄さんの農地の強制収用攻撃が迫る中、改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会は「横須賀を中国侵略の出撃基地にさせない!12・3集会」を開催しました。
 基調提起では、自治労や日教組が各地の改憲・戦争阻止闘争を牽引(けんいん)してきた歴史に触れ、動労千葉のように「戦争協力拒否宣言」を発し、沖縄、広島・長崎、福島と連帯して、闘う労働組合の隊列を再び登場させることを訴えました。
 また、米軍基地から発がん性などの有害性がある有機フッ素化合物PFOSなどが長期間、高濃度で海洋に放出されていることについて、私たち大行進も参加して18団体で基地内への立ち入り調査や住民の血液検査を要求する対行政闘争に取り組んでいます。大行進神奈川の呼びかけ人がその危険性、横須賀市の取り組みの不徹底さについて報告を行いました。
 問題提起では、横須賀が中国侵略の戦略拠点であるからこそ、反戦・反基地闘争の拠点としようと呼びかけました。
 日米は中国の海洋進出を阻止するために一体で南西諸島を要塞化し、中国艦船、航空機を封じ込めようとしています。奄美大島、宮古島、石垣島、与那国島などに陸上自衛隊の部隊を配備し、同時に米海兵隊が分散・小規模化して約40の島々を移動しながら臨時要塞を造るEABOによる日米共同作戦が準備され、「レゾリュートドラゴン」「キーンソード23」などの大規模訓練が繰り返されています。
 戦端が開かれれば、①機雷除去・敷設能力を持ち22隻建造する「もがみ」型護衛艦、②12隻建造する哨戒艦、③ミサイル攻撃が可能な最新鋭潜水艦「たいげい」などを沖縄本島以西の海域にEABOと一体で投入。そして、中国からの反撃を避けていったんは横須賀からグアム、ハワイに退避した④米空母打撃群、⑤その艦載機のF35Bなどが出撃し、⑥日米のイージス艦・ミサイル艦による⑦巡航ミサイル「トマホーク」などのミサイル攻撃、⑧電子線・レーザー兵器によるドローン撃墜など、対中戦争の準備が重層的に進められています。(図)
 こうした中国侵略戦争を担う主要部隊が横須賀にあるのです。沖縄と連帯し、横須賀を反戦・反基地闘争の拠点にしなければなりません。
 デモには青年の飛び入りもあり、横田などで反基地闘争を闘う仲間や全学連も参加しました。中国侵略戦争と対決する横須賀闘争を目指して、路線と運動の飛躍をかけた一歩を踏み出しました。
(改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会)

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