紹介 季刊『共産主義者』214号 第29回全国委員会総会報告の全文を掲載 清水丈夫「第二インターの崩壊」学習ノート
週刊『前進』04頁(3268号01面04)(2022/11/07)
紹介
季刊『共産主義者』214号
第29回全国委員会総会報告の全文を掲載
清水丈夫「第二インターの崩壊」学習ノート
8月末に開催された革共同第29回全国委員会総会は、8回大会路線の貫徹として闘いぬかれた半年を総括し、9月安倍国葬粉砕闘争の爆発から11月労働者集会に向かう今秋決戦を準備しきった。今号は29全総報告・決定集として政治局報告の全文を掲載した。
掲載にあたり総会当日の補足も含め加筆・編集した。8回大会とその実践的深化を踏まえ、反帝国主義・反スターリン主義綱領からウクライナ戦争、中国侵略戦争の本質と反戦闘争を闘う労働者階級の立場を一層鮮明にしている。
世界戦争の開始という情勢で「第二インター崩壊」的転向を遂げた「EL5派」との組織的決別を確認したことも、革命に勝利する党の確立にとって決定的だった。米帝を中心とする帝国主義がスターリン主義の本国に戦争を仕掛けるに至っている「現在の情勢の重要な特徴」についての清水丈夫議長の提起、戦時下に階級的労働運動を貫く実践的格闘と綱領的確立への闘いを呼びかけた中央労働者組織委員会議長の松丘静司同志の提起とともに、29全総報告を今秋から23年決戦への基本的指針として闘おう。
今号の最大の企画は、清水丈夫同志の「レーニン『第二インタナショナルの崩壊』徹底学習ノート」である。「バーゼル宣言」についてのノートとあわせ113㌻に及ぶ労作である。ウクライナ戦争―中国侵略戦争として爆発しようとしている「21世紀現代における帝国主義戦争」の突入過程において、世界初の帝国主義戦争と当時の社会主義政党指導部の裏切りに直面したレーニンの格闘に今こそ肉薄し、実践的に学ぶときだ。清水同志は「第二インターの崩壊」におけるレーニンの革命的提起・理論・組織論の全体を対象化し、文字どおり「徹底学習」している。レーニンが論じている内容は「現在進行中の世界戦争の下での階級闘争推進上の諸問題とあまりにも類似している」(「ノート」より)。われわれはそこから、革命的宣伝・扇動、革命的行動、革命的組織の組織化に向けた多大な教訓と導きの糸をつかむことができる。
8回大会―29全総の「付属文書」として、全党での総学習を呼びかける。
(革命的共産主義者同盟政治局)