団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3267号04面07)(2022/10/31)


団結ひろば 投稿コーナー

広島市で核戦争反対の街宣
 8・6ヒロシマ大行動実行委員会 Y

 私たち8・6ヒロシマ大行動実行委員会は、国際反戦デーである10月21日に、「ウクライナ戦争をただちにやめろ」「米・ロは核兵器を使用するな」「武器を送るな! 参戦するな!」と訴え、広島市内の繁華街で街頭宣伝を行いました。
 ウクライナに侵攻したロシアが、米・NATOによって追い詰められ、米ロの全面的な戦争・核戦争の危機が高まる中、さらに米・NATO、ロシアともに核戦争を想定した軍事演習を開始したとの報道を受け、被爆地・広島から「核戦争を絶対に止めよう」「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな」と訴えました。
 さらに「来年の広島サミットで、平和公園を米英仏の核保有国と核共有をしている独伊、核共有につき進む岸田首相が蹂躙(じゅうりん)することを絶対に許してはならない。また岸田が改憲と軍事費2倍化、南西諸島のミサイル基地化へと突き進んで中国侵略戦争に突入しようとしていることに、岸田の地元である広島から絶対反対の声をあげよう」と訴えました。
 11月20日に開催する「ヒロシマで戦争会議をするな!」集会への参加を呼びかけるビラが人々にどんどん受け取られました。金曜行動のデモに参加した高齢の方々は口々に「本当にその通り」と声をかけてくれました。
 女性労働者がウクライナ戦争の状況を知りたいと話しかけてくるなど、この核戦争危機に怒りと危機感が高まっていることが伝わってきました。この気運を11・6労働者集会、G7サミット反対へ結集させます。

渡辺動労千葉書記長が講演
 三多摩労組交流センター L

 10月15日、11・6労働者集会に向けた「今こそ反乱の時!三多摩労働者集会」を行った。昨年動労千葉書記長に就任した38歳という若手の渡辺剛史さんをお招きして講演をしていただいた。
 渡辺さんには、なぜ動労千葉を選び闘い始めたのかを語っていただいた。当時東労組組合員だった渡辺さんは、幕張で起きた構内事故で、動労千葉が1人を守り抜いた闘いに感動したという。またスト破りをさせられ、葛藤し悩んだ末に動労千葉に加入した、と語った。
 「外注化は労組を取り込まないと完成しない。完成させていない」「違う制服を着させられる怒りを忘れない」という話が強く印象に残った。
 講演を受け、闘いの現場からの発言があった。ある仲間は、連合・芳野の国葬への参加を弾劾し、労働運動全体の先頭に立っていく決意を述べた。若い仲間は、国葬阻止闘争を経て「弾圧を許さず闘う」と語った。
 また別の仲間は、現場で直面した「金がないと入院できない」という新自由主義医療への怒りを訴え、「動労千葉の戦争協力拒否宣言に希望を持った。動労千葉のような労働組合を作りたい」と表明した。
 初めて参加した仲間は、講演を聞いて「勇気が出ました」と語っている。岸田が改憲・戦争に突き進む中、現場でも三多摩全体としても、動労千葉のような闘いをできるようにならなければ、と何より感じている。
 渡辺さんの「11・6に皆来てほしい」という熱烈な訴えに応え、11・6大結集へ前進していこう!

反戦決起で大坂さん奪還を
 星野救援会 黒田 勇

 先日、労組の会合で、物価高のことが話題になりました。そのとき私が考えたのは、ニュースを聞いていても「戦争」という二文字を頭に置いたら、今起こっていることがよくわかるようになるということです。
 たとえば、マーケットで品物を買うと、平均して20円~30円上がっています。それは、円安とインフレによって思うように輸入ができないからです。資本家のために、中国の労働者に銃口を向ける戦争をやるために、軍備を拡大していく。こんなことは許せません。
 いつもは寡黙なAさんからも「いつも雪印マーガリンを208円で買っていたのが、安売りの日をねらっても230円。お米も5キロ袋が100円値上がり。ほんまに何でも高くなったぁ」と意見が出ました。
 この戦時下に大坂さんの裁判が始まります。星野さんの事実上の再審開始です。
 1971年ベトナム戦争下で起きた沖縄・基地労働者の「自らの職場撤去を求める」という究極のストライキ、それに連帯した渋谷暴動。これを裁くことは、私たち労働者の団結や国際連帯を資本家たちが有罪にするということです。
 今、ロシアの動員令反対デモ、香港、ミャンマーの反政府デモの逮捕者と同じ闘いを、この日本でも有罪にしようとしている。
 「裁判官の良心」などに依拠するのではなく、労働者階級には労働者階級としての大坂さん奪還の仕方があるはずです。
 戦争反対の行動として、11・6労働者集会に参加します。

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