関生への重刑攻撃粉砕を 戦時下の労組破壊うち破ろう
週刊『前進』04頁(3266号02面03)(2022/10/24)
関生への重刑攻撃粉砕を
戦時下の労組破壊うち破ろう
(写真 関生支部は5月28日、弾圧に反撃する集会を全国の支援者を集めて開き、420人が大阪府警に向けて抗議のデモに出た)
11・6労働者集会に闘う労働者・労働組合の大結集をかちとり、その力で関西生コン支部への弾圧を絶対に粉砕しよう。
関生支部による建設現場での法令違反摘発活動を滋賀県警と検察が「恐喝」や「威力業務妨害」にでっち上げた事件の論告求刑が、9月13日、大津地裁で行われた。検察は湯川裕司委員長に懲役8年を求刑、さらに2人の執行委員、2人の組合員、元組合員1人にそれぞれ懲役4年6カ月から1年6カ月という重刑を求めた。また、関生支部の拠点職場であるティーワイケイ高槻生コンの売却・労働組合つぶしの攻撃が襲いかかっている。資本は、いきなり電線を切断し工場の電気をストップさせ、また門扉や工場事業所の窓ガラスをたたき割るなど傍若無人な破壊行為を繰り返している。
関生支部は2018年以来の一連の弾圧に屈することなく、湯川委員長を先頭とする新体制のもとで敢然と反転攻勢に立ち上がってきた。これに追い詰められた国家権力と資本の凶暴な組合つぶしの攻撃を絶対に許さず、関生支部支援陣形をさらに拡大しよう。
関生支部への攻撃と完全に一体で、9月21日、大阪府警は関西合同労働組合の山口幸一書記長をでっち上げ逮捕した。1年半も前の春闘行動での資本に対する申し入れを「強要罪」だとするもので、9・27安倍国葬を前にした政治弾圧=予防拘禁だったことはあまりにも明白だ。何より、闘う労働組合を「反社会的集団」と規定することで一切の組合活動を違法化しようとする弾圧の手口は、関生支部への一連の弾圧とまったく同じものだ。
こうしたウクライナ戦争・中国侵略戦争突入下で激化する労働運動解体攻撃と、連合会長・芳野の安倍国葬への出席は、労働組合の産業報国会化を狙うものとして完全に一体だ。だが、これに対する怒りの声が連合傘下の多くの現場組合員の間にも広がり、闘う労働組合をよみがえらせる気運がどんどん拡大している。11・6集会にその力を結集し、戦争絶対反対を貫く階級的労働運動をあらゆる職場につくりだそう。