11・6へ総力の組織戦を 賛同人・賛同団体会議で確認

週刊『前進』04頁(3265号02面02)(2022/10/17)


11・6へ総力の組織戦を
 賛同人・賛同団体会議で確認


 11・6全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進に向けた第4回賛同人・賛同団体会議が10月8日、東京都内で開かれた。
 11月労働者集会を呼びかける全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、国鉄千葉動力車労働組合の3労組は、2月に「11月労働者集会25年」の共同アピールを発した。アピールは、①関生弾圧とJRの「労組なき社会」化攻撃など戦時下の労組絶滅攻撃を粉砕すること、②社会を破壊した新自由主義を終わらせる労働運動をつくること、③改憲と中国侵略戦争を絶対に阻止すること、④労働者国際連帯で戦争を止めること——を呼びかけている。この中身をすべての労働者人民の共通の指針にしなければならない。ウクライナ戦争が泥沼化し、日米政府が中国侵略戦争を構える中、11・6はこれと対決する歴史的な集会だ。
 会議は、11・6まで残り1カ月、安倍国葬に対して噴出した深く広い怒りを持続的なものに変え、11月集会に結び付ける意識的な努力を重ねて、日比谷への大結集を実現することを確認した。

3労組が1万人結集を熱く訴え

 関西生コン支部の武谷新吾書記次長は、コンプライアンス活動が「恐喝」などにでっち上げられた弾圧で、湯川裕司委員長への懲役8年をはじめ執行委員、組合員らに4年半、2年半、1年半の重刑が求刑されたことを弾劾した。また、大阪広域生コン協組による工場売却攻撃に対して泊まり込み監視体制を組んで反撃する高槻生コンでの闘いを軸に、現場攻防で弾圧を粉砕する決意を示した。そして「残り1カ月、1万人結集をあきらめずに頑張ろう」と呼びかけた。
 港合同の木下浩平執行委員は、実力闘争を復権させた9・23―27国葬反対闘争の意義を強調し、そのうねりを11・6大結集へと訴えた。また、港合同昌一金属支部は定期大会で11・6結集を確認したと報告し、歴史の転換点にある中で、組合員との粘り強い討論を重ね、年末一時金闘争など職場での闘いも総力で貫徹する意思を表した。
 動労千葉の関道利委員長は、労働者が物価高に苦しむ中、それにはまったく声を上げず、安倍国葬に出席した芳野友子連合会長の振る舞いに怒りを示した。そして「国葬反対を一過性のものにせず、11月集会への結集につなげることが大切だ」と強調した。また、JR東日本がワンマン運転をさらに拡大しようとしていることを暴き、労働組合の責任にかけて久留里線廃線を阻止すると表明した。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんは、1047名解雇撤回裁判が被告・中央労働委員会の反動的主張を一つ一つ打ち破って決戦局面に入っていると述べて傍聴闘争の強化を呼びかけた。また、11月12日の労働者大会10万人結集に向かう韓国・民主労総の闘いのうねりを紹介した。
 動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんは、アメリカをはじめ全世界で反戦を貫く労働運動の創出に向けた新たな動きが始まっていると報告し、これと連帯して日本で闘う労働運動をよみがえらせようと訴えた。

賛同オルグ貫くラストスパート

 動労千葉の田中康宏前委員長が基調報告をし、「この間、積み上げてきた力の上に思い切って外に打って出よう」「残り1カ月、チケット販売、賛同オルグ、職場や街頭での宣伝戦など、全力の組織化を」と呼びかけた(要旨別掲)。
 討論では、国葬反対や反基地闘争などで結びついた多くの人々を、11月集会に組織する闘いが各地で熱く展開されていることが報告された。翼賛化する連合を打倒し、闘う労働組合をよみがえらせることに時代を動かす鍵があることも、実践を通じて得た実感を込めて語られた。
 11・6に向けてのラストスパートが始まった。
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