教育労働者は戦争協力を拒否する! 反戦の決意固めデモ
週刊『前進』04頁(3265号02面01)(2022/10/17)
教育労働者は戦争協力を拒否する!
反戦の決意固めデモ
(写真 集会後、教育労働者を先頭にデモ行進。「今こそ改憲・戦争反対の声を上げよう」の訴えは大注目を集め、用意した沿道ビラがすべてなくなるほどだった【10月10日 東京・浅草】)
10月10日、首都圏教育労働者集会実行委員会が主催し、東京・浅草で「戦争協力拒否!首都圏教育労働者集会&デモ」を行いました。学習・交流を中心とする実行委員会から、戦争絶対反対で闘う教職員組合をよみがえらせるために、ここで新たな闘いに踏み出そうと決断しての企画です。
集会では、動労千葉からの連帯あいさつの後、「教育労働者は戦争協力を拒否する!」と題した基調報告が提起されました。「中国侵略戦争の危機が迫り、改憲・戦争攻撃との激突はいよいよこれから。戦争の背景には資本主義の危機と新自由主義の破産があり、それが『学校が壊れる』現状をつくり出した。職場闘争を再建し戦争反対を貫く教職員組合をつくり出そう」と訴えられました。
現場の発言は、後退を強いられてきた組合運動や多忙化攻撃の中での日々の奮闘が伝わってくるものでした。安倍国葬反対の取り組みでは、日教組本部が屈服する中で、組合員と意見交換し一から自分たちの見解をつくり出す闘いが報告されました。三浦半島地区教組の仲間からは、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを知らない若い世代と真正面から向き合って職場で闘っていること、戦争を止めるためにまず自分たちが変わろうと「改憲・戦争阻止!国葬反対!神奈川キャラバン」を闘ったことが生き生きと語られました。千葉と埼玉からは、非正規職の理不尽な現実への怒りがぶつけられました。
退職した教育労働者や全学連の学生からの発言もあり、世代を超えた団結をつくり出す熱気のある集会となりました。率直な意見交換で課題も鮮明になり、時代認識を共有することの重要性を痛感しました。
集会後、「教育労働者は戦争に反対する」と大書した横断幕を掲げ、教育労働者を先頭に雷門前を元気にデモ。国葬阻止闘争で街中は一変しています。「頑張って! 応援してるよ」という声もかかりました。
集会&デモは教育労働者の戦争絶対反対の闘いの出発点を築きました。これを跳躍台に11・6労働者集会へ全力で組織します。
(集会実行委員・米山良江)