関合労書記長の不当逮捕弾劾 関生型の戦時下弾圧に抗議を

週刊『前進』04頁(3263号03面03)(2022/10/03)


関合労書記長の不当逮捕弾劾
 関生型の戦時下弾圧に抗議を


 9月21日、大阪府警は関西合同労働組合の山口幸一書記長を不当逮捕した。関合労は、黒瀬博匡委員長名で抗議声明を発し、これが安倍国葬に反対する労働組合への弾圧であることを明らかにした上で、山口書記長の即時釈放を要求して闘いに決起している。
 山口書記長にかけられた容疑は「強要罪」とされているが、まったくのでっち上げである。関合労が昨年3月1日、春闘の一環として大阪市天王寺区にあるM社に要求書を持参し、それを社長に渡すよう要求したことを、大阪府警は1年半も経ってから「強要」とみなして弾圧したのだ。これは関西生コン支部に対して2018年以来加えられてきた弾圧とまったく同型であり、まさに戦時下の労組破壊攻撃そのものだ。とりわけ安倍国葬への怒りの声が拡大し、労働者階級の新たな反戦決起が始まり、反戦闘争を闘う労働組合が歴史の前面に登場しようとする中で、国家権力は恐怖に駆られて今回の弾圧に踏み切ったのである。
 「関西合同労働組合は、今回の弾圧を関生弾圧と同じく、国家権力・警察権力が戦争に向かって労働運動を一掃する目的で、当然の組合活動を犯罪にでっち上げ弾圧してきたととらえ、徹底弾劾し、弾圧を粉砕することを宣言します」「国葬の次は戦争! これが岸田政権の狙いなのです。すべてのみなさん、戦争絶対反対! 闘う労働運動の復権へ! 世界の労働者と連帯し、共に闘いましょう!」(関合労・黒瀬委員長声明)——この訴えに応え、弾圧を粉砕して山口書記長の即時奪還をかちとろう。9・23―27闘争の大高揚を引き継ぐ10月反戦闘争と11・6労働者集会への闘う労働組合の大結集をもって、国家権力に巨大な反撃をたたきつけよう。
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