全学連大会 全国学生の反戦総決起へ 今秋決戦へ戦闘態勢
週刊『前進』04頁(3260号01面03)(2022/09/12)
全学連大会
全国学生の反戦総決起へ
今秋決戦へ戦闘態勢
(写真 新執行部を選出 闘う全学連の大飛躍へ 2日間の大会で熱烈な討論をかちとり、国葬粉砕・戦争阻止へ闘う団結を固める【9月7日】)
全学連第83回定期全国大会が9月6〜7日に開催された。全国の大学から学生が結集し、9・23安倍国葬粉砕闘争への総決起態勢を確立する大会として大成功し、赤嶺知晃委員長、長江光斗書記長を先頭とする執行部を選出した。
冒頭、赤嶺委員長は「再びの世界戦争・核戦争を許すのか、それを阻止するのかの人類史の分岐点に立っている」「自国政府打倒の反戦闘争の先頭に全学連は立とう」と呼びかけた。
続いて中央執行委員会が議案を提起。現実に始まったウクライナ戦争、米日帝国主義の中国侵略戦争を阻止する反戦闘争に全力で立ち上がり、5・15沖縄闘争、5・22日米首脳会談粉砕闘争、8・6広島—8・9長崎闘争を実力闘争の復権をかけて最先頭で闘ってきたと総括した。また安倍銃撃は新自由主義の崩壊を示し、戦争と革命の時代を告げ知らせていると明らかにした。また京大で処分撤回闘争を反戦闘争と一体で闘ったと明らかにし、反戦闘争を闘える学生自治会をつくろうと提起した。
さらに、基軸国米帝の没落、戦後世界体制の崩壊が中国侵略戦争として現実化し、その中で日帝が改憲・大軍拡、戦時体制構築に突き進んでいる情勢を全面的に明らかにした。そして、日帝の体制矛盾であり階級的激突点として、アジア再侵略との闘い、日米安保粉砕の沖縄闘争、反戦反核闘争、改憲阻止決戦の歴史的意義を重厚に提起し、中国侵略戦争阻止、日帝・岸田打倒の9・23闘争を突破口とする今秋決戦方針を訴えた。差別との闘い、反弾圧闘争の重要性も提起した。
討論では戦争の時代に学生はどうあるべきかをめぐる真剣な討論が行われた。
「処分や大学改革は戦争国家化攻撃と一体」「改憲阻止にこだわろう」「あらゆる闘いを戦争阻止へ」などの意見や、中国スターリン主義をどう見るべきかをはじめ時代認識をめぐる議論、キャンパスで反戦闘争で真正面から勝負する格闘などが出され、熱烈な討論が行われた。初参加の学生も多く発言に立ち、自信・確信をもって闘うとの決意があふれた。
最後に赤嶺委員長がまとめを提起し、「2日間の討論で強固な団結形成ができた。全世界で闘う労働者と連帯し、岸田打倒・国葬反対闘争をぶち抜こう。11月労働者集会の大結集へ、ここにいる一人ひとりが全力で組織戦に打って出よう」と訴え、9・23国葬粉砕闘争への総決起を誓った。