岸田は国軍支援をやめろ! 在日ミャンマー人と共に国葬阻止を
岸田は国軍支援をやめろ!
在日ミャンマー人と共に国葬阻止を
岸田政権は、9・27安倍国葬にミャンマー国軍を招請し、ミンアウンフライン国軍総司令官が率いる軍評議会を公式に承認しようとしている。ミャンマーでは昨年2・1クーデター以来民主化を求める青年労働者・学生を先頭に激しい戦いが続いている。すでに国軍による人民虐殺は2千人を超え、7月23日には民主派リーダー4人の見せしめ的な死刑執行が行われた。
日帝のクーデター承認には前科がある。1988年大高揚した民主化闘争を9月のクーデターで押しつぶしたミャンマーの軍政を、翌89年2月に世界に先駆けて閣議決定で承認したのだ。直後に控えた昭和天皇の国葬=「大喪の礼」に国軍を参加させるためだった。安倍国葬でも、中国侵略戦争のために国軍を承認し日帝の勢力圏を拡大しようと狙っている。絶対に阻止しなければならない。
在日ミャンマー人は、この夏も連日街頭に立って救援カンパを訴え、ミャンマー大使館や外務省、国連などへの行動を続けている。
8月17日には自民党本部前で「自民党は無差別にミャンマー国民を殺害しているクーデターテロ軍への支援をやめろ」と怒りの声を上げた。国葬招致のために自民党衆議院議員の渡辺博道がミャンマーを訪問し、ミンアウンフラインと会談をしたのだ。経済協力の継続を確認、さらに国軍をめぐる「虚偽報道の是正」が議題になったという。7月30日、ヤンゴン市内のデモ取材中に拘束された映像作家・久保田徹さんの解放要求など口実にすぎない。
8月27日、新宿中央公園はブルー一色に染まった。青はミャンマーの政治囚の獄衣の色であり抵抗の象徴だ。鎖につながれた政治囚や銃を構えた国軍兵士に扮(ふん)した青年たちを先頭に約200人がデモ行進。「国民統一政府(NUG)を正当な政府として認めろ!」「ミャンマー軍部の残虐、非人道的行為をすぐ処罰しろ!」「ミャンマーの民主化活動は絶対勝つぞ! 絶対勝つぞ!」
在日ミャンマー人と共に安倍国葬を阻止しよう!