大坂同志奪還の大決戦へ 東京 10・25初公判へ総決起集会

週刊『前進』04頁(3259号01面03)(2022/09/05)


大坂同志奪還の大決戦へ
 東京 10・25初公判へ総決起集会

(写真 獄中【東京拘置所】で不屈に闘う大坂同志と熱く連帯してかちとられた集会。星野暁子さんの連帯アピールに聞き入る参加者【8月27日 東京・江戸川区】)

 8月27日、東京・江戸川区総合文化センターで大坂正明同志の奪還と裁判勝利を誓い、総決起集会が開催された。大坂同志は1971年11月14日、戦争と核と基地に絶対反対で闘う沖縄の人々に連帯し、渋谷暴動闘争に立ち上がった。「殺人罪」でっち上げ指名手配と46年間闘い、不当逮捕から5年、半世紀前の沖縄闘争をめぐる裁判がついに開始される。初公判は10月25日に決まった。ウクライナ戦争からさらに米日帝の中国侵略戦争が開始される中、戦争と革命の時代に勝利する裁判闘争を大坂同志とともに闘い抜き、必ず取り戻そうと、150人が集まり決意を固めた。
 集会冒頭、大坂同志のアピールが紹介された。大坂同志は「日帝政府の理不尽な沖縄政策に打ち込むくさびの役割となれるよう、全力で闘いたい」「星野さんの闘いを引き継ぎ、星野さんの国賠と二人三脚で沖縄の闘いに連帯を示す」「多くの方の無罪・解放の声に応えて、全力で闘います」と、烈々たる闘いの決意を示した(4面に掲載)。
 これを真っ向から受け止めて基調報告が提起され、獄死した星野文昭同志の闘いを引き継いで闘う大坂同志と固く団結し、国家権力を打倒する裁判闘争を闘おうと、力強く確認された。
 続いて弁護団から裁判の報告と提起が行われた。コロナで参加できなかった藤田城治弁護士のアピールが紹介された。大坂さんとの団結が第一であること、徹底した証拠開示を求めて闘い抜いたこと、裁判員裁判からの除外をかちとったことを報告し、沖縄・反戦闘争と一体で裁判所を包囲して闘おうとの訴えに、会場は大きな拍手に包まれた。
 これを受けて西村正治弁護士が大坂同志の無実を参加者に具体的に明らかにした。「大坂さんの無実は明白だ。全く面識のない群馬の少年らが、拷問的取り調べと脅しに耐えかね、見てもいないうその供述を強制された。そのために、大坂さんと『面識をもった』話まででっち上げた。この調書がうそであることを暴くため、複数の方が弁護側証人として決起している」との報告に、みな勝利への確信を深め、会場は大いに盛り上がった。
 集会後半はともに闘う仲間の発言を受けた。「星野闘争のすべてをかけて大坂裁判を闘う」との星野暁子さんの訴え(4面に掲載)に続き、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表の狩野満男さん、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会の元被告の板垣宏さん、婦人民主クラブ全国協議会代表の三浦正子さん、大坂正明さん救援会、東京労組交流センター、全学連の仲間が、大坂同志と団結して闘い抜く決意を次々と表明した。
 戦闘的な雰囲気の中、「10月23日、第4回東拘包囲デモを闘おう」「10月25日の初公判に集まり、東京地裁を包囲して闘いぬこう」と、闘いの方針が明確に打ち出された。
 いよいよ決戦の時が到来した。国家権力の弾圧と真っ向から対決し、改憲・戦争攻撃の前に仁王立ちして闘う大坂同志を労働者民衆の力で絶対に奪還しよう。
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