闘う革共同に夏期カンパを 第3次世界大戦の危機を 反帝・反スタ世界革命へ
週刊『前進』04頁(3249号01面03)(2022/06/20)
闘う革共同に夏期カンパを
第3次世界大戦の危機を
反帝・反スタ世界革命へ
同志の皆さん! 「前進」読者の皆さん! 世界は2・24ウクライナ戦争の開始をもって第3次世界大戦へ突入しようとしています。この戦争は革共同第8回全国大会で確認したように、新自由主義大崩壊・戦後世界体制の最後的崩壊の世界戦争への転化の始まりです。それは米日帝国主義の中国侵略戦争に向かってますます激しさを増しています。何よりも日帝は、5月の日米首脳会談を決定的な転換点として改憲・大軍拡・核武装と戦争へ一挙に突き進んでいます。自国帝国主義のこうした戦争攻撃を、世界の労働者階級と連帯して内乱・内戦に転化することだけが、われわれの進むべき道であり、態度です。
実力闘争の復権かけて
革共同は、この帝国主義世界戦争の始まりに対して、改憲・戦争阻止!大行進とともに5・15沖縄―5・22首都総決起闘争を文字通り「世界を揺るがす」大闘争として闘いぬきました。8回大会方針の実践として、「戦争を革命へ」の時代認識で武装し、実力闘争の復権をかけて闘い、日本階級闘争の内乱的始まりを告げ知らせました。何よりもこうした闘いの先頭に青年、学生が立ったことが決定的です。その映像は世界中の人々が注目し、同時に世界の帝国主義者とスターリン主義者に衝撃を与えました。ロシアやヨーロッパをはじめ世界の労働者階級の反戦闘争に断固として応える闘いとしてやり切りました。5月23日の日米首脳会談と24日の日米豪印(クアッド)首脳会合は、ウクライナに続いて中国侵略戦争を遂行するための決定的な戦争会談でした。米帝バイデンは、「拡大抑止」=核兵器使用を軸とした対中国・北朝鮮・ロシアの戦争戦略を宣言し、「台湾有事」に軍事的に関与する意図を露骨に表明しました。日帝・岸田はこれに応えて、「敵基地攻撃能力の保有」「日本の防衛力の抜本的強化」「防衛費の相当な増額」を約束しました。
岸田は、こうした日米共同声明の実践をしゃにむに進めています。6月28日に訪欧しNATO首脳会議に出席し、ウクライナ戦争に参戦しようとしています。さらに、参院選は各党が「大軍拡・改憲」を競い合う選挙になろうとしています。革共同は5月闘争に引き続いて、岸田打倒の大闘争に立ち上がります。
戦争と生活破壊許すな
日帝の改憲・戦争攻撃は、大軍拡ととともに賃下げと生活破壊(1万品目以上での値上げ)の大攻撃として労働者階級に襲いかかっています。日銀総裁・黒田の「家計の値上げ許容度は高まっている」発言は、撤回に追い込まれたものの、資本家階級の本音を露骨に示したものです。彼らはウクライナ戦争支援や防衛費GDP比2%化などを次々とぶちあげながら、労働者の生活・生命は平然と踏みにじるのです。JR路線の廃線化や郵政、自治体、教育、医療・介護など全産別での非正規職化、民営化・外注化攻撃は、労働者人民が生きていけない状況を強制するものです。すべてが軍拡・戦争の犠牲にされようとしているのです。労働者の党をつくろう
こんな帝国主義を断じて許すことはできません。危機を深める帝国主義を今こそ打倒し、プロレタリア革命の勝利を実現しましょう。そのために革共同は闘います。何より米日帝の中国侵略戦争を阻止するため、反戦闘争を基軸とする階級的労働運動を推進し、反戦反核闘争、改憲阻止闘争、沖縄闘争に決起します。このかん、闘う革共同への労働者人民の期待と注目、関心が高まっています。これに応えて、革命の宣伝・扇動の強化、機関紙誌の改革、発行体制強化に取り組みます。
新自由主義の大崩壊の中で「革命にしか未来はない!」と、多くの青年・学生が闘いに立ち上がり、革共同の戦列に結集しつつあります。青年・学生戦線の強化のための闘いは待ったなしの課題です。
何よりも地区党を強化し、戦時下の国家権力の弾圧を粉砕し革命に勝利するために必須不可欠の非合法党を建設しましょう。そして、獄中の大坂正明同志、須賀武敏同志を奪還し大坂裁判闘争に勝利しましょう。中国侵略戦争情勢が切迫する中で、今こそ韓国・中国・台湾・アメリカを始めとする世界の労働者階級との国際連帯を発展させる時です。
旧来を倍するカンパを
世界戦争が始まった中で反帝・反スターリン主義世界革命を実現する革共同の巨大な飛躍が求められています。これを財政的に保証する圧倒的なカンパを訴えます。7・17国鉄闘争全国集会―8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争を闘い、11・6労働者集会の大結集へ、反戦闘争基軸の階級的労働運動を前進させましょう。時代認識と階級的労働運動の実践で日本革命―世界革命の勝利へ、人生をかけた決戦をともに闘いましょう。これまでを倍する夏期カンパ闘争への決起をよろしくお願いします。