団結ひろば　投稿コーナー

国鉄解雇撤回署名を集める
　徳島合同労組　仙田哲也

　４月17日、国鉄全国運動としてＪＲ徳島駅前で国鉄全国統一行動を行い、解雇撤回署名を集めＪＲ四国の赤字廃線問題も訴えました。仲間も元気いっぱい。署名には、お子さんづれの建設労組の若いお父さん、高齢者、勤務帰りの女性労働者と、いろいろな方が共感してくれました。
　この日は民族右翼の街宣カー、参院選への公明党青年部、日本共産党もいて街頭は政治潮流が混とんとしていました。鉄道崩壊が進む四国では、国鉄が分割・民営化されたことへの怒りが大きいです。今や駅の補修経費はほぼほぼ地元の自治体負担。町村財政を吸い尽くすＪＲ経営陣に怒りもＭＡＸです。
　ウクライナ戦争でアメリカ政府が１０００億円の軍事支援をすることで、ウクライナとロシアの青年がさらに殺しあいをする。その陰でアメリカの軍需産業は肥え太る。ロシアへの「経済制裁」は、まわりまわってガソリン高騰、食品高騰。制裁はオリガルヒではなく、各国の労働者家庭を直撃している。なんだか、同じような構図です。
　まさに、『共産党宣言』がいうとおり、「この上層物を空中に吹き飛ばさなければ、起き上がることも身を伸ばすこともできない」時代です。
　おわりがけ、外国人の男性が近づいてきて「右翼じゃなくて、労組が街頭に登場していてうれしいです。私たちも東京で、戦争反対やってます」と握手。突然のことでちょっとたじろぎましたが、国際連帯でもあり、うれしかったです。

「基地の島」隠す５・１５式典
　沖縄　全学連・Ｂ

　在日米軍基地キャンプ・シュワブのゲート沿いに、色とりどりの花を植えたプランターが登場しました。見ると「手を触れないでください。お花を大切に」との注意書きが。大浦湾に赤土・土砂を投入して生態系を破壊し、美謝川の切り替え工事で森林を伐採する米軍・沖縄防衛局が、あろうことか「花を大切に」と主張しはじめたのです！
　辺野古新基地建設のグロテスクさを改めて痛感しました。昨年のクリスマスには軍事車両にサンタクロースのオブジェを乗せた飾りつけもなされていました。かわいらしい装飾をすれば人殺しの兵器もキレイに見える、とでも言うのでしょうか。
　「復帰」から50年を迎える本年、沖縄では様々な「記念事業」が行われます。国民文化祭やＩＴ産業博覧会など、華やかなイベントが目白押しです。しかし、これらはフェンス沿いの花壇と同じく、「基地の島」の現実を覆い隠すものでしかありません。岸田の出席する５月15日の記念式典はその最たる例です。
　全国の仲間の皆さん！　「復帰」50年の５・15沖縄現地闘争に集まってください。あらゆる階級融和キャンペーンのペテンを暴き、沖縄闘争の大高揚を勝ち取りましょう。

緊急訓練ヘリからドア落
　徳島　直生　玲

　４月14日、小松島の海上自衛隊第24航空隊に戦争・改憲阻止！大行進・徳島の一員として申し入れ行動を行いました。
　ウクライナ戦争が勃発する中で３月24日、海上自衛隊・岩国基地所属の対潜水艦・掃海ヘリコプターによるドア落下事故が、徳島県沖で発生しました。定期訓練ではなく緊急訓練だと言われています。
　地元の県民・漁民からも「漁船に当たっていたら大変なことだった。漁師の大事な職場だ」（徳島新聞）という声も上がってます。対応した塩満・航空隊総務室長に戦争訓練の中止を求めました。また、徳島県知事に対しては、米軍の低空飛行による戦争訓練中止を求めました。
　四国上空のオレンジルートでは、米軍の低空飛行が年間70回以上行われています。５年前に比べると10倍です。戦闘機に加えて、オスプレイや輸送機での低空飛行が増えてます。しかも夜間の低空飛行訓練が増えており、実戦を想定したものになっています。
　労働者・労働組合の団結した力で、侵略戦争を革命に転化していきましょう。

リンさんを有罪にする日本
　東京　鎌田由子

　「技能実習生」として熊本の農家で働いていた21歳のベトナム人女性が、孤立出産し「死体遺棄罪」で有罪とされています。
　来日前に１５０万円もの借金を背負ったリンさんは、妊娠・出産で強制的に帰国させられることを恐れ、誰にも相談できませんでした。しかも死産！　血みどろの絶望的状況で彼女は双子の遺体をタオルで包み、名前を付け、手紙を添えて箱に安置し一晩過ごしました。それが「死体遺棄」！　しかも「国民の一般的な宗教的感情を害する」から有罪だとは！
　一審二審とも有罪判決でしたが、リンさんは無罪を主張して上告しました。４月11日に上告趣意書を最高裁に提出した弁護団は「勇気を持って無罪を争うリンさんに感謝したい」と語りました。
　この事件は、技能実習制度の問題だけでなく、日本社会が女性をどれほど虐げているのかを突き出しています。私たちの問題としてリンさんの無実の罪を晴らさなければなりません。