須賀武敏同志の即時奪還へ 「要望書」署名を全力で集め 獄中同志の命と健康守ろう
須賀武敏同志の即時奪還へ
「要望書」署名を全力で集め
獄中同志の命と健康守ろう
須賀武敏同志の「刑の執行停止」を求める要望署名は、1月28日の横浜刑務所申し入れ行動の一環として行われた街頭署名をもって開始された。それから2カ月、署名は「無罪!」読者を中心に迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会事務局に続々と届けられている。全国の同志、友人、「前進」読者の皆さん。全力で署名を集め、なんとしても須賀同志の「刑の執行停止」を勝ちとろう!
迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧裁判元被告・須賀同志は無実であり、一審無罪判決を勝ちとったが政治的判断で逆転有罪となり、現在横浜刑務所で下獄闘争を不屈・非転向で闘いぬいている。2018年2月に下獄し、残刑8年3カ月、満期は26年5月。ちょうど現在が下獄闘争の半分を闘いぬいたところだ。
須賀同志は重篤な腰椎(ようつい)すべり症を患っている。この4年近くの懲役作業の強制で症状がどんどん悪化し、20年6月、東日本成人矯正医療センターの専門医によるMRI検査と診断で「このまま放置すれば歩けなくなり、車イス生活を余儀なくされる」と宣告され、手術を勧められた。その結果を受けて横浜刑務所は須賀同志の医療センターへの移監を決定したが、1年半以上たっても移監は実施されていない。そればかりか腰部の症状悪化が明らかな場合には「1年に1回のMRI検査は常識」とされているにもかかわらず、検査実施を拒否し放置しているのだ。
腰椎すべり症にとって懲役作業の長時間の強制ほど症状を悪化させる要因はない。須賀同志は「養護工場」といって、高齢者や障害者が対象となる軽作業工場に出役しているが、作業中は一定の姿勢を保持し、痛みが出ても勝手に姿勢を変えたり、声を出したり、頭を上げたりしただけで懲罰となってしまう。しかもこうした状況を長時間強制されるのだ。これは拷問であり、肉体の破壊だ。断じて許されることではない。また獄中といえど、一般医療と同様の医療は「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」にも規定されている通り刑務所当局の義務であり、受刑者の権利であることをはっきりさせなければならない。須賀同志は劣悪な獄中処遇、医療の放棄によって日々腰部激痛発作の不安を抱え、実際にも左右の下肢のアンバランスが高じて、昨年から歩行器を使わざるを得なくなっているのだ。
自力で歩けなくなるということは、須賀同志の命にかかわる事態だ。またひとり須賀同志の問題にとどまらず、全受刑者の命の問題であり、獄中医療全体にかかわる問題だ。さらには、ウクライナ戦争真っただ中で、それを口実にして改憲と中国侵略戦争準備に突入している岸田政権との対決の一環として、須賀同志の命と健康を守りぬこう!
検察庁は、直ちに須賀同志の刑の執行を停止し、獄外の医療機関による適切な治療・診察を保障せよ。
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MRI検査を実施しろ
横浜刑務所に申し入れ行動
3月25日、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会は今年2度目となる申し入れ行動を25人の参加で勝ちとった。この間、かちとる会の申し入れに対応している担当官が前回、硬直的な対応に終始したこともあって、相当構えて臨んだところ、前回とうって変わって、一応こちらの話は最後まで聞くという姿勢をとり続けた。さらには、「一般論ですが」と断りながらも「中にいる人が満期で出獄するときには健康で出ていただくというのが、私たちの使命だと思っています」と、これまで言ったことのないような発言をしてきた。
参加者は「現実には、須賀さんは歩けなくなるかもしれないような状況に陥っているじゃないか。だからこうして繰り返し申し入れに来ているんだ」「使命感を持っているなら実践しろ。MRI検査を実施しろ」と激しく追及。最後、担当官は立ち往生してしまった。須賀同志の命と健康を守りぬくぞ、という参加者の熱い気持ちが当局を圧倒する状況をつくり出しているのを実感した。繰り返し、波状的に申し入れ行動をやりぬこう。