東京高裁へ狭山要請行動 石川一雄さんは無実だ 下山鑑定で再審開始を

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週刊『前進』04頁(3238号04面04)(2022/04/04)


東京高裁へ狭山要請行動
 石川一雄さんは無実だ
 下山鑑定で再審開始を

(写真 東京高裁に「再審棄却を許さないぞ! 下山鑑定の鑑定人尋問を行え!」とシュプレヒコール【3月23日 東京・霞が関】)

 3月23日、全国水平同盟と部落解放東日本共闘会議は、東京高裁への狭山要請行動に立ちました。
 正午、裁判所前でリレーアピール。ロシアによるウクライナ戦争を弾劾し、「戦争に行き着く国家・資本による差別・分断攻撃に対し、狭山闘争を先頭に労働者の団結を取り戻して戦争絶対反対で立ち上がろう」と呼びかけました。
 無実の石川一雄さんに対する一審死刑判決・二審無期懲役判決は、国家暴力の発動であり、部落差別を使った権力犯罪です。不当逮捕から59年、石川さんの両腕には今も見えない手錠がかけられています。
 改憲・戦争情勢は、部落解放闘争=狭山闘争解体の攻撃を激化させています。「万年筆は偽物」を暴いた下山鑑定は、石川さん無実の決定的な新規・明白な証拠です。しかし東京高裁・大野勝則裁判長は、下山鑑定を無視・抹殺し再審請求棄却を狙っています。絶対に許せません。
 東京高裁要請行動では、全国水平同盟杉並支部、西郡支部、高槻支部、京都崇仁・東三条支部、そして動労千葉、東京の各地区労組交流センター、茨城県労組交流センターなど12通の要請書が提出されました。下山鑑定の鑑定人尋問を直ちに行い、再審開始を決定することが、裁判の「真実と正義」であり、それ以外の選択肢はないと徹底的に追及しました。
 三鷹事件や名張ぶどう酒事件の再審棄却にみられる戦時司法への転換を許してはなりません。東京高裁の再審棄却攻撃を粉砕し、不屈に闘う石川さんと連帯して、第3次再審闘争に勝利しましょう。石川さん不当逮捕59カ年糾弾の5・23闘争へ攻め上りましょう。
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