3・21-22沖縄 南西諸島を戦場にさせない 青年・学生先頭に現地闘争
3・21-22沖縄
南西諸島を戦場にさせない
青年・学生先頭に現地闘争
改憲・戦争阻止!大行進沖縄の呼びかける沖縄現地闘争が3月21~22日に闘われ、全学連を先頭に全国から約50人が参加し大成功した。
岸田首相の式典出席を許さない
ウクライナでの戦争が激化する中で、岸田政権は改憲、大軍拡、辺野古基地建設、南西諸島のミサイル基地化を進めようとしている。全国から集まった労働者・学生と大行進沖縄はこれと真っ向から対決し、2日間の闘争をやりぬいた。
21日は沖縄県庁前で街頭宣伝と集会を行ったのち、国際通りでデモを行った。右翼が数台の街宣車を連ねて街宣妨害を行うも、全学連を先頭にこれを粉砕して闘いぬいた。中距離核ミサイル配備反対の署名が1時間で約40筆集まり、多くの人がビラを受け取りその場で討論になった。右翼に直接抗議する人も何人もいた。沖縄県民の戦争に対する怒りと危機感はすさまじく、中国侵略戦争の切迫を誰もが感じている。
集会では赤嶺知晃全学連委員長が基調報告を行った。ウクライナ戦争を弾劾し、沖縄では中国侵略戦争に向けた基地強化と軍事演習、戦争挑発が繰り返されており、「ウクライナのような」情勢になっていると訴えた。そして、沖縄を再び戦場にしようとしている岸田が出席する「復帰50年記念式典」を粉砕しようと呼びかけた。
さらに大行進沖縄呼びかけ人の宮城盛光さん、沖縄労組交流センターがアピール。臨戦態勢化する基地・安保の現実への怒りを爆発させ、5・15沖縄闘争への大結集で岸田政権を打倒しようと訴えた。続いて全学連や青年、星野救援会などが続々と発言。戦争を止める力は世界中の労働者階級の団結した行動にあることが鮮明になった。
デモでは飛び入りも多数あり、圧倒的注目のもと打ちぬかれた。参加した学生は口々に「沖縄は革命の火薬庫だと感じるデモだった」「沖縄の熱い反戦の心を感じた」「本土―沖縄の団結した闘いが必要だ」と高揚感を語った。
5・15沖縄現地闘争に大結集を
22日は辺野古ゲート前での座り込みと陸上自衛隊勝連分屯地(うるま市)への抗議行動を行った。辺野古ゲート前では、トラックの土砂搬入に対し、沖縄県警による排除にひるまず座り込み闘争を闘いぬいた。国家権力が全体重をかけカネ・暴力を注ぎ込んだ攻撃に対する不屈の闘いが、新基地建設を四半世紀を超えて実力で阻み続けている。戦争を止める展望がここにある。学生・青年を先頭にこの闘いを担い抜く決意を参加者全員が固めた。
勝連分屯地では、23年度に計画されている地対艦ミサイル部隊配備と連隊本部設置に反対する申し入れを大行進沖縄が行った。その後、基地内にいる自衛隊員に向けて「侵略の銃を握るな」と訴える発言が続いた。
沖縄に来るのは2回目という京都大学の学生は「私の友達の親が自衛隊員。私は戦争で自衛隊員が殺されてほしくないし、部下に殺させる命令もしてほしくない。一緒に闘ってほしい」と呼びかけた。
首都圏の学生は「プーチンと同じように、米日帝国主義は中国侵略戦争を狙っている。自衛隊の皆さん。他国の労働者に銃を向けるのではなく、自国の権力者=岸田に対して銃を向けましょう」と訴えた。
地元・うるま市の青年労働者は「自衛隊の皆さんは、戦争が起きたらいの一番に捨て石にされる労働者です。改憲・戦争を絶対に止める。そしてひとたび戦争が起きたら、違法にされようが戦争反対を訴えることができる運動を職場・学園でつくらないといけない。資本主義の搾取や大学の自治破壊に現場から反撃し、仲間をつくろう」とアピールした。
「復帰」50年の5・15沖縄闘争(要項1面)に大結集し、戦争をとめ社会を変える大運動を巻き起こそう。