戦争も原発もなくそう 代々木公園 「核共有」発言に怒り
週刊『前進』04頁(3237号04面02)(2022/03/28)
戦争も原発もなくそう
代々木公園
「核共有」発言に怒り
(写真 労組などを中心に2500人が結集。NAZENも参加しデモで核戦争阻止を訴えた【3月21日 東京・渋谷】)
「ウクライナに平和を!原発に手を出すな!市民アクション」が3月21日正午から「さようなら原発」1千万署名・市民の会などの呼びかけで行われた。会場の代々木公園・野外ステージには、自治体・教育の労組などを中心に2500人を超える労働者民衆が駆けつけた。
ミニコンサートに続いて午後0時30分から集会が始まり、呼びかけ団体から発言が行われた。最初にルポライターの鎌田慧さんが「ウクライナでの戦争をやめるよう要求しよう。原発はそもそも原爆から生まれた。安倍元首相などは『核共有』や『先制攻撃』などと言っている。戦争も原発もなくそう!」と訴えた。
続いて作家の落合恵子さんは「『ウクライナでの戦争をやめろ!』と言おう。元首相などが『核のシェアリング』や『非核三原則を変えろ』と言っている。ウクライナについて語りながら日本のことを言わないのは沈黙と同じだ。戦争反対だ!」と力を込めた。
さらに作家の澤地久枝さんも「私は91歳で病気も抱えています。でも今日は来ずにはいられませんでした。ウクライナでは子どもたちまで『戦争はいや』と言っている。私たちは人類の危機に直面している。一歩も後退するわけにはいかない。私たちは負けてはならない」と言い切った。
集会後のデモには多くの人が注目し、手を振り応援する人も各所で見られた。