団結ひろば 投稿コーナー
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労組弾圧粉砕へ初公判闘う
関西合同労組 黒瀬博匡
2月4日、関西合同労組泉州支部のK組合員が「暴行罪」で昨年10月に逮捕・起訴された事件の初公判が大阪地裁岸和田支部で開かれ、関西各地の合同労組の組合員や関西生コン支部の仲間が大勢駆けつけました。
5年前、介護施設で労働組合を立ち上げ、夜勤2人体制や賃上げを要求して活動してきたK君。体調を崩して休職したが、職場復帰プログラムを組合として要求し、復帰して働き続けていました。経営は職場の労働運動をつぶすため、ビデオの隠し撮りまでして「入居者虐待」の事件を作り上げ、真っ先に警察に告発したのです。そして団体交渉で解決しようとする組合の申し入れを、警察の指示を理由に無視してきました。これは関西生コン支部への弾圧と同じく、資本と結託した警察権力による組合つぶしの弾圧です。
法廷でK組合員は、「この事件は労働組合つぶしの弾圧だ。警察は資本と結託してわざわざ職場敷地内で待ち構え、見せしめで暴力的に逮捕した。自分は弾圧には負けない」ときっぱりと意見を述べました。取り調べに完全黙秘した彼を、「証人威迫の可能性がある」と4カ月間も勾留し、保釈請求を却下し続ける裁判所は許されない。ただちにK君を釈放せよ。
汚染水流すな!県庁前行動
福島 坂口郁子
2月10日みぞれの降る空の下、寒さ対策をして福島県庁前で仲間と合流し、1月に続き「福島第一原発汚染水海洋放出反対」の県庁前行動に参加した。
「原発汚染水を海に流すな」の横断幕を中心にのぼりを立て、ゼッケンを着け、それぞれプラカードを手にしてリレートークを開始。「汚染水の中にはトリチウム以外の放射能が残っているし、トリチウム自体が有害だ」「汚染水海洋放出によりもたらされるものは『風評』ではなく実害だ」。子どもたちの被ばくを絶対に許さないという若いお母さんをはじめとして、原発汚染水放出を絶対に許さないという怒りのこもったトークが次々に繰り広げられた。
その間、希望の牧場の吉沢正巳さんが「汚染水海洋放出絶対反対」の怒りの叫びをあげ、宣伝カーで牽引(けんいん)する「カウ・ゴジラ」(鉄製の牛のオブジェ)が県庁の周りを走っていた。吉沢さんは内堀・福島県知事の対応に怒りをぶつけ、「実力で闘おう」とのひときわ力強い発言が県庁前に響きわたった。
車の窓を開け手を振る女性、会釈をしていくバスの運転手さん、「頑張ってくなんしょ」と激励してくれた弁当屋さん、応援してくれるみんなの声を背負って汚染水の海洋放出を阻止しよう。様々な福島県内の闘う漁民、諸団体との合流・団結はとても重要だ。
しかし、私たちの怒りを共有しただけでは不十分だ。原発イコール戦争だ。原発は核武装の別の姿だ。そのことを根っこに据えて闘って初めて、勝利の道も開ける。闘う被災者の人々と本気で責任をもって団結もできる。広島、長崎、沖縄、全国の闘う労働者・農民・市民と福島がしっかり心を一つにし、団結して闘うことこそ勝利への道だ。
全国の皆さん、コロナ禍ではありますが、いやコロナ禍であるからこそリアルに3・11福島に結集してください。
共に闘いましょう!
国鉄解雇は今の問題と知る
全学連(首都圏) 湯河明美
2・13国鉄集会に参加しました。私の生まれた頃にはすでに国鉄は民営化されていて、物心つき始めた頃に郵政民営化の議論が盛んにされていた世代です。幼心に、生活に必要なものを民営化するのはどういうことだろうと思ったことを覚えています。しかし、民営化の際に激しい労組潰し、採用差別が行われていたことは、もちろん知る由もありませんでした。全学連で労学連帯で闘うようになってからこの事実を知り、怒りに震えました。
今回の集会では、当時採用差別を受け、清算事業団で3年間従事したのち解雇された当該の労働者の圧倒的な発言がありました。「あの日のことは今でも、死ぬまで一生忘れない」「70になろうが80になろうが絶対に解雇撤回させてJRに戻る」----。涙が出ました。高卒でまじめに働き、たくさんの資格を取って上司から表彰されたこともある人が、民営化反対を闘うと労働者の誇りを根こそぎ奪われる仕打ちを受ける。「現在の問題」と捉えづらかったのですが、今回の彼の発言を受けて目が覚めました。
中曽根は国鉄分割・民営化によって総評や国労など左派勢力を解体し、「床の間に新しい憲法を安置」しようとしました。労組潰し、労働者潰しは戦争と一体で起こる。その中で労働者は生活の糧や誇りの一切を奪われていく! こんなことを許せるわけがない!
裁判闘争に勝利すること、岸田が狙っている改憲・戦争を止めることがいま私たちのやるべきことです。奮闘します。
親子で「前進チャンネル」
首都圏・労働者 S
私は長年、新自由主義に疑問を持つ中で、共産主義に関心を持ち始めました。『資本論』や『共産党宣言』を読み、家族にも資本主義経済は終わらせた方が人類の解放につながると話しても、政治に冷めてしまっているようで理解してもらえませんでした。
そんな中、ユーチューブで「前進チャンネル」を発見しました。短いながらもわかりやすく簡潔にまとめられているので、子どもに見せてあげると、すぐに内容を理解することができたようです。アーカイブも残らず視聴し、洞口さんが杉並区議に当選したことを知って、「ガンバれば議員になれる」「全学連かっこいい!」と感動を覚え、ファンになった様子です。子どもたちはまだ学生ですが、自らの将来に希望を持てたようです。
まだまだ親子ともども勉強の日々ですが、この子たちの未来を少しでも明るくするために、私もマルクス主義の学習に努めます。
中核派全学連がんばれ! 洞口さんがんばれ!