東京でミャンマー連帯集会 国軍支える岸田政権を弾劾

週刊『前進』04頁(3230号04面02)(2022/02/07)


東京でミャンマー連帯集会
 国軍支える岸田政権を弾劾

(写真 「軍事クーデターから1年/ミャンマー連帯集会」が開かれ、国軍を支える日帝・岸田政権打倒を全参加者が決意【1月29日 東京・江東区】)

 1月29日夜、東京・江東区の亀戸文化センターで「軍事クーデターから1年/ミャンマー連帯集会」がミャンマー連帯行動実行委員会の主催で開かれた。コロナ下でも100人が結集し、熱気あふれる連帯集会となった。
 冒頭、実行委員会を代表して「外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会」の鎌田由子さんが開会あいさつを行った。「軍事クーデター後の弾圧で今までに1499人(1月28日現在)が殺された。だが、ミャンマーの人民は民主化に向かって不屈に闘っている。軍事クーデター1周年の2月1日にもサイレント・ストライキを闘おうとしている。連帯して闘おう。日本政府による軍事政権への支援をやめさせよう。今日の講演でミャンマーのことを知り、みんなに語れるようになろう」と集会の意義を訴えた。
 続いてビデオ「自由戦士、再び銃をとる〜クーデター後のミャンマー」が上映された。1988年の民主化闘争を学生として闘った戦士が、三十余年を経た今、クーデター後の軍事政権下で自由のために、若者たちとともに再び銃をとって闘おうとする姿を描いたものだ。ミャンマー人民の闘いが今日まで不屈に脈々と続いていること、そしてどんな困難・弾圧にも負けないで必ず勝利するであろうことを深く確信させる映像であった。求められているのは、日本の労働者人民の連帯行動だ。
 続いて在日ビルマ市民労働組合のマテンテンウ書記長とビルマ民主化活動家が発言した。マテンテンウさんは、「軍は私たちを殺している。甘くはない。日本政府が軍を支援している。日本の皆さんの力を貸してほしい」と強く訴えた。民主化闘争を闘う在日ビルマ人は、「1988年の民主化闘争後の軍政で身の危険を感じて日本に亡命したが、いま武器を持って闘っている若者たちを応援している」と語った。
 休憩を挟んで、動労千葉国際連帯委員会の内田しをりさんが「クーデターから1年/日本政府・日本企業は何をしてきたのか」と題して、約1時間の講演を行った。内田さんは、日本政府と財界が戦前から一貫してミャンマーの資源や市場を略奪し続けてきたこと、そして今も官民一体でミャンマー国軍との太いパイプを維持し、国軍の人民弾圧と虐殺を支えていることを怒りを込めて暴いた。そして最後に、「ミャンマーと日本の労働者階級の敵は一つだ」「職場にストライキで闘う労働組合があれば、資本の経済侵略は阻止できる」と強調し、2・1ミャンマー連帯デモへの結集を呼びかけた。
 講演後の討論ではマテンテンウさんが再びマイクを握り、「私たちの活動に関心を持ってください。3本指で励ましてください。ミャンマーの現状を忘れないでください」とあふれる思いを語った。
 続いて改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の福島尚文さんが、「講演を聴き、日本のアジア侵略の跡が今もなお国軍に残っていることを痛感した」「私たちの闘いが厳しく問われている。虐殺を早く止めるための行動に立とう。大行進は支援体制を一層強める覚悟です」と語った。
 閉会あいさつを東京労組交流センターの山口弘宣代表が行い、「ミャンマーの人々は銃をとって闘っている。断固、支持する。これに応えて日本の労働者は岸田政権をぶっ倒す闘いをやろう。米日の中国侵略戦争を絶対に阻止しよう」と呼びかけた。
 職場・大学・地域・街頭で、ミャンマー連帯行動をさらに一層広げよう。
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