ミャンマーストと連帯 クーデターから1年

週刊『前進』04頁(3230号01面02)(2022/02/07)


ミャンマーストと連帯
 クーデターから1年

(写真 在日ミャンマー人と共にクーデターを弾劾しデモ行進【2月1日 東京】)

(写真 世界共通のバナー「春の革命」が外務省前にも登場した【1日】)


 ミャンマー国軍のクーデターから1年となる2月1日、ミャンマー全土で国軍支配を認めない〝沈黙のストライキ〟が闘われた。国軍は、参加すれば「反テロ法」違反や「扇動」容疑などで訴追すると脅し、営業を確約する誓約書への署名を強要。SNSなどでストを呼びかけたとして数十人を拘束するなど抵抗を封じ込めようとしたが、1日、ヤンゴンをはじめ全土が〝沈黙のストライキ〟で覆われた。
 国軍はこの1年で1503人を殺害し、1月31日、発令中の非常事態宣言を6カ月延長した。「もう一人も殺させない!」----2・1ミャンマー連帯行動が世界各地で取り組まれた。
 日本では1日午後、数百人の在日ミャンマー人が外務省前に集まり、「国軍の資金になっているODA(政府開発援助)を停止しろ!」などと抗議のスタンディング。続いてミャンマー大使館前で「国軍は大使館から出ていけ!」「ミャンマーの民主化に勝利するぞ!」と怒りの声を上げた。
 日帝・岸田政権は国軍との「太いパイプ」を自認し、クーデター後もODAによる巨大プロジェクトを継続して国軍に資金を流し続けている。これが許せるか! 日本の労働者・学生の国際連帯が求められている。ミャンマー連帯行動実行委員会は1月29日、連帯集会を開催し(記事4面)、「岸田政権が対中国の重要な拠点としてミャンマーを位置づけ、中国侵略戦争に向かっている」として2・1ミャンマー連帯デモを呼びかけた。

東京で200人が共にデモ

 同実行委は1日、外務省・大使館への抗議行動を共に闘った後、午後6時30分すぎ、東京・日比谷公園からデモに出発。外務省に「ODAを今すぐとめろ!」「ミャンマー人虐殺に加担するな!」と怒りのシュプレヒコールを上げた。在日ミャンマー人青年もマイクを握り、「フリー!フリー!ミャンマー!」「フリー!フリー!アウンサンスーチー!」とデモをリードした。在日ミャンマー人青年たちが大挙合流した200人のデモは沿道の注目を浴びながら、銀座を決意も固く進む。デモ終了後、在日ミャンマー人と共に日本の労働者人民の闘いでミャンマー民主化をかちとろうと誓い合った。

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