平井AGC社長は出てこい 旭支援共闘が本社行動

週刊『前進』04頁(3228号02面03)(2022/01/24)


平井AGC社長は出てこい
 旭支援共闘が本社行動

(写真 AGC本社行動【1月13日 東京】)

(写真 出退勤の労働者にビラ配布【19日 横浜市】)


 1月13日、東京駅丸の内北口ロータリーに「AGC本社の責任で解雇を撤回しろ!」「平井社長は出てこい!」と、怒りのシュプレヒコールが響き渡った。韓国の旭非正規職支会を支援する「旭非正規職支会支援共闘会議」がAGC本社行動に立ち上がったのだ。
 2015年6月、旭硝子(現AGC)は、韓国・クミ(亀尾)市にある工場で働いていた下請け労働者をメール1本で解雇した。その1カ月前の5月29日、クミ工業団地で初めて誕生した非正規職労働組合(組合員138人)を丸ごとつぶすという不当労働行為を働いたのだ。
 以来、解雇撤回闘争は8年目に突入している。昨年8月11日、テグの地方裁判所で元旭硝子韓国法人社長・原納猛に不法派遣で懲役6カ月(執行猶予2年)の有罪判決が下された。原納は本社人事で派遣されており、一切の責任はAGC本社にある。
 しかし、この有罪判決以降、AGC本社の担当者はリモートで出社していないなどと逃げ回っている。
 この日の行動には、韓国サンケン労組を支援する会の人々も駆けつけ、マイクを握ってAGC本社を弾劾した。サンケン本社闘争で「暴行・威力業務妨害」をでっち上げられ不当逮捕・起訴・長期勾留されていた支援する会の尾澤孝司さんを年末、ついに保釈奪還。この勝利報告を喜ぶと共に日本企業による韓国労働者への労働弾圧を許さず、共に勝利まで闘う決意を固め合った。
 19日早朝、旭支援共闘会議に結集する神奈川労組交流センター、合同労組かながわの労働者たちが、横浜・鶴見区にあるAGC横浜テクニカルセンター門前で、新年初のビラまき宣伝戦を行った。

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