団結ひろば　投稿コーナー

関生支部を先頭に元旦行動
　関西労組交流センター　西納岳史

　１月１日、昨年を上回る関西生コン支部組合員と支援者の大結集で、大阪府警本部前での元旦行動が打ち抜かれました。資本・国家権力による大弾圧に屈することなく「反転攻勢」を掲げ奮闘する関生支部組合員と心を一つにし、昨年12月12日の全国一斉行動を頂点とする大衆行動の力で引き寄せた勝利の地平を引き継ぎ、２０２２年を「流れを変える年」として闘う決意に燃え、「労働者が主人公の社会をつくろう！」のシュプレヒコールと発言が続きました。
　関西生コン支部を代表して発言に立った湯川裕司委員長は、昨年12月13日の加茂生コン事件控訴審判決で無罪を勝ち取ったことについて、支援と共闘の拡大で勝利をたぐり寄せた意義を強調し感謝を述べるとともに、今後の裁判闘争にも勝利する決意を訴え、「組合員の主体的な闘いによって関生支部を前進させる」とアピールしました。
　改憲・戦争阻止！大行進・関西からは、日教組奈良市の有田雅行委員長が職場闘争の力で戦争に向けた労組弾圧と対決すると決意表明。全国水平同盟の久原正子委員長は全国の被差別部落に対する更地化攻撃に抗し、地域の労働者住民の怒りを結集して反撃に立つ、そして新年を石川一雄さんへの再審棄却を許さない狭山闘争の一大決戦の年にしたいとアピール。岸田政権が憲法改悪と戦争に向け全面的に動き出す中、階級的労働運動の力で激動情勢と対決して闘う決意を、新年の幕開けに示しました。

旗開きで２２年の勝利へ団結
　日教組香川三観地区教職員組合前委員長　須藤角一

　１月７日、日教組香川三観地区教組の旗開きを行いました。最初に片山委員長が次のように訴えました。「私たちはこの間、賃金と職場労働条件、そして最も労働者に生活破壊を強いる戦争に絶対反対することを課題として闘ってきた。とりわけ昨年は『変形労働時間制』導入阻止を闘い、この制度を事実上無力化して勝利した。中国侵略戦争が切迫する中で、『教え子を再び戦場に送らない』闘いが本当に問われている。22年こそ、私たちの組合をすべての教育労働者の闘う武器にし、団結して闘いを進めましょう！」
　次に私が「ＩＮＦ（中距離核ミサイル）配備反対署名」への取り組み、『はじめての防衛白書』を絶対に許さない闘いの２点を訴え行動を呼びかけました。
　参加者からは、「部活動でのただ働きをやめさせろ！」の闘いに取り組んでいる仲間の訴えもなされ、22年決戦へ熱い思いがみなぎりました。香川連帯ユニオンの仲間にも参加していただき、旗開きは大成功しました。
　実は、年明け早々、私の中学時代からの友人が亡くなりました。彼は国労に所属して国鉄分割・民営化反対の闘いに取り組んできた人であり、最近は私たちの集まりにも時々参加してくれるようになった矢先でした。彼の無念を晴らし、彼のやり残した闘いとその遺志を引き継ごうと決意しています。
　その第一歩は、星野絵画展です。星野文昭さんの闘いとその精神を、まずは自分の中によみがえらせることこそ、一年の冒頭にふさわしいと思います。コロナ下での絵画展を大成功させます。22年決戦を、団結してともに頑張りましょう！

ＮＨＫのデマ放送許せない
　群馬　田島俊昭

　昨年末にＮＨＫが、今夏参院選直前の６月に公開予定の東京五輪記録映画の監督を追う「河瀬直美が見つめた東京五輪」を放送しました。その中に「五輪反対デモに参加しているという男性」が登場し、「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」と放送。これに抗議が集中し、１月９日、ＮＨＫ大阪が「字幕の一部に不確かな内容があった」と発表しました。
　河瀬氏は安倍明恵のお気に入りで、２０１５年に雑誌で対談しています。また五輪記録映画への意気込みを産経新聞に、「コロナ禍を克服した証しとしての東京五輪の姿を後世に残すとともに、日本人が本来持つ精神性やアイデンティティー（同一性）の大切さを訴えたい」と応えている骨の髄からの右派です。
　五輪記録映画では１９３６年ベルリン五輪のレニ・リーフェンシュタールが有名ですが、撮影したのはユダヤ人映画監督ヴィリー・ジールク。レニのデビュー作品も彼の撮影です。レニは他の作品でも、戦争中にナチスを使ってロマ（ジプシー）60人を選んで「撮影」した後にアウシュビッツに送った極悪の戦犯。
　レニを継ぐ河瀬氏は「５千時間カメラを回した」そうですが、今回の放送でその膨大なフィルムから何を選び、どんな東京五輪記録映画を捏造（ねつぞう）しようとしているのかが分かります。
　今回の放送は、全学連の７・23東京五輪粉砕闘争に支配階級がいかに打撃を受けたかの反映です。敵の嫌がる７・23のような闘いをさらに爆発させよう。