汚染水を海に流すな NAZEN関西が集会・デモ

週刊『前進』04頁(3226号04面02)(2022/01/10)


汚染水を海に流すな
 NAZEN関西が集会・デモ

(写真 扇町公園で集会を行い梅田繁華街へデモ行進【12月19日 大阪】)


 12月19日、大阪・扇町公園でNAZEN関西主催の「放射能汚染水を海に流すな」集会を80人の結集で開催しました。
 冒頭、NAZEN関西の村山晃代表が基調報告。「岸田首相は就任早々福島第一原発を視察し、汚染水の海洋放出強行を宣言した。中国侵略戦争が切迫する情勢の中で、独自の軍事大国化―核武装化が国家の死活問題になっている。反原発・福島つぶしとの闘いは新自由主義との激突だ。だから闘う労働組合をよみがえらせ、階級的労働運動の力で闘うことが勝利の道筋だ。22年3・11反原発福島行動を『汚染水海洋放出絶対阻止』の一大闘争として闘おう」と述べました。
 続いてNAZENふくしまの椎名千恵子代表がアピールしました。「戦争体制に向かっているこの国の本質をつかもう。『甲状腺がんは被曝の影響ではない』と言ってきた県民健康調査検討委員会の星座長が参院選に出馬する。内堀知事が会津若松市の中学校を訪れ『風評被害を止めよう』と〈歩く教育勅語〉になっている。『健康調査縮小ふざけんな』と甲状腺がん患者の青年が声を上げている。3・11に向けて敵を明確にし、海洋放出阻止の実力行動に立ちましょう。3・11を10年間一緒に闘ってきたのは、ここに集まられた皆さんです。全国・全世界の海洋放出反対の行動が必要です」と訴えました。
 動労水戸の石井真一さんは「茨城県労組交流センターは『JR常磐線の電車を帰還困難区域に走らせるな』と署名を集め、JR水戸支社に提出した。海洋放出を阻止し東海第二原発の再稼働を阻止しよう」と呼びかけました。
 関西生コン支部の武谷新吾書記次長、京都府職労舞鶴支部の長岡達也支部長、全日本運輸一般労組原子力発電所分会の斉藤征二元分会長、NAZEN大阪市の仲間が発言し、集会宣言を発して大阪・梅田繁華街をデモしました。
(NAZEN関西事務局・遠坂裕夫)

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