民営化・非正規解雇許すな 奈良市従解雇撤回裁判
週刊『前進』04頁(3224号03面04)(2021/12/20)
民営化・非正規解雇許すな
奈良市従解雇撤回裁判
(写真 裁判後の報告集会【12月7日 奈良弁護士会館】)
12月7日、奈良地裁において奈良市従元書記の吉谷宏子さんの懲戒解雇撤回を求める第2回の裁判が開かれました。今回も大法廷の傍聴席は闘う仲間で満席となりました。関西生コン支部から5人もの仲間がかけつけてくれました。また、厚顔無恥にも奈良市従本部3人が被告側の傍聴人として参加し、みんなの怒りの標的となりました。
奈良市従においては11月20日の定期大会で大橋委員長がついに委員長辞任に追い込まれました。闘いはいよいよ最終局面に突入しています。
10月24日の「セクハラ・パワハラ解雇をぶっとばせ集会」によって、奈良市従の10年間の闘いが全国に解き放たれました。奈良市従の闘いは、ますます労働者階級の未来を背負った攻防になりました。
日常的には「なぜ除名や解雇をされなければならないのか!?」「支部費さえ使えないのはおかしい!」「なぜ関西合同労組がここまで敵視されなければならないのか!?」と屈辱の思いが積み重なります。正当な労働組合活動をしただけなのに、なぜ犯罪者のような扱われ方がまかりとおるのか。本当に悔しい。そういう時ほど、議論で本音をさらけだし、時代認識をはっきりさせて団結を深めています。
これほどの攻撃されることに、改憲・戦争の現実を見ています。自治体の中から現業を1ミリも残さず一掃する、というのが支配階級の意志です。民営化や非正規解雇に絶対反対で闘う存在が残れば、ただちに階級的な団結の旗になっていくからです。
現業の現場では、ますます国鉄分割・民営化と同じようになってきています。「命と引き換えの民営化」の現実です。これからも事実に向き合って、民営化絶対反対で仲間と団結して闘っていきたいと思います!
(奈良 B)