汚染水放出許さない 反原発金曜行動
週刊『前進』04頁(3222号04面03)(2021/12/06)
汚染水放出許さない
反原発金曜行動
(写真 首相官邸前は原発再稼働に突き進む岸田政権への怒りがあふれた【11月26日 永田町】)
第6回原発いらない金曜行動が11月26日午後6時30分から首相官邸前で開かれ、170人が参加。東海第二原発再稼働阻止と汚染水海洋放出反対を訴えた。
呼びかけ人でルポライターの鎌田慧さんが発言し、「岸田政権はカーボンニュートラルなどと言って原発再稼働をしようとしている」と鋭く弾劾した。
いわき市から避難して10年目になる青年が怒りを込め『放射線副読本』を弾劾し参加者の心を打った。
「僕はこの10年間つらいことだらけでした。小学校の頃本当にひどいいじめを受けました。『放射線副読本』にはいじめを助長するような内容が書かれていました。僕は当事者として本当にやめてほしいと泣きながら訴えました。しかし役人の答えはほんとに残酷で、これは専門家が作った物だからと、壊れたラジオのように同じことを繰り返しました。それで政治に興味を持ちました。今すぐにでも10万円を給付し苦しんでいる人を救ってほしい」
最後に呼びかけ人でたんぽぽ舎共同代表の柳田真さんが「私たちが金曜日行動を始めた動機はトリチウムを海に捨てる決定に抗することです。来年4月13日、海に捨てると決めた1周年に自民党内閣に対して声を上げていきたい。今日も沖縄の辺野古基地反対で国会前で闘っている人たちがいる。12月11日の土曜日に東海第二原発ノーの一斉行動を予定している。ぜひ参加してほしい。沖縄に連帯して頑張っていきましょう」と内容豊かに提起した。
次回は12月17日の第3金曜日だ。ともに闘おう。