11・28東拘包囲デモ―星野全国集会へ 星野・大坂・奥深山同志の闘い継承し中国侵略戦争阻止を!
週刊『前進』04頁(3220号03面05)(2021/11/22)
11・28東拘包囲デモ―星野全国集会へ
星野・大坂・奥深山同志の闘い継承し中国侵略戦争阻止を!
1971年11月14日、沖縄返還協定批准阻止闘争が、渋谷暴動闘争として爆発した。11・10全島ゼネストに決起した沖縄人民の「本土復帰・基地撤去」の血叫びを機動隊の暴力をもって踏みにじる日帝・佐藤栄作政権。沖縄をベトナム人民虐殺とアジア侵略の基地にし続けようとする日米帝国主義。これに対し青年労働者・学生は、沖縄人民の闘いに連帯し、「沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒!」へ、命がけの闘いに立ち上がったのだ。
当時の佐藤政権はいっさいの集会・デモを禁止し、1万2千人の機動隊で渋谷を制圧し闘いを圧殺しようとした。星野文昭同志、大坂正明同志、奥深山幸男同志らを先頭としたデモ隊は機動隊の壁を突き破って渋谷に突入し、万余の怒る労働者人民と合流し、深夜まで闘いを爆発させた。自らが打倒されかねない恐怖を突きつけられた日帝は、星野・大坂・奥深山同志にでっち上げ「殺人罪」の報復弾圧をかけた。それから50年、3同志は凶暴な弾圧と徹底的に対決し、沖縄闘争の正義を堂々と掲げ不屈に闘い続けた。
今日、新自由主義の破産と米日帝国主義による中国侵略戦争への突入情勢のもとで、沖縄をめぐる闘いが再び一大焦点となっている。星野・大坂・奥深山闘争は、改憲・戦争阻止闘争と沖縄闘争の決定的水路だ。星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議、星野国賠に勝利する全国運動、大坂正明さん救援会が共同で呼びかける11・28渋谷闘争50年全国集会と同日午前中に闘われる東京拘置所包囲デモに大結集しよう。星野・大坂・奥深山同志の闘いを継承し、「米日帝の中国侵略戦争阻止、沖縄米軍基地撤去=安保粉砕・日帝打倒」の闘いを貫徹しよう。
星野同志は、でっち上げ「殺人罪」で無期懲役が強制され、44年間に及ぶ不屈の獄中闘争を貫いた。「国家権力によるでっち上げを許すな。沖縄闘争を闘った星野さんを取り戻そう」の声は全国に拡大し、星野同志奪還の大闘争をつくりあげた。その闘いに追いつめられた国家権力は、星野同志の肝臓がんを放置したうえ、東京・昭島の東日本成人矯正医療センターはデタラメな「手術」をもって星野同志の命を奪った。こんなことが許せるか。
星野暁子さんら家族は国家賠償請求訴訟を起こし、殺人にも等しい国家犯罪を弾劾している。国側はあくまで開き直って逃げようとしているが、弁護側は徳島刑務所と医療センターが星野同志の命を奪った事実を具体的に明らかにする医師の意見書をつきつけ、緊迫した段階に入っている。
大坂同志は、東京拘置所に4年半も接見禁止のまま勾留されている。鼻ポリープの治療など必要な医療を要求しても「東拘ではできない」と放置されている。まさに革命家抹殺攻撃だ。大坂同志と団結し、命を守り、絶対に奪還しよう。
11月12日、大坂同志と弁護団は裁判員裁判からの除外請求を提出し、裁判員裁判をめぐる攻防が本格的段階に入った。奥深山同志は病気のために「訴訟能力がない」とされながらも、裁判所は公判手続き停止から36年間も裁判にしばりつけたまま彼が亡くなるまで放置し、奥深山同志の人権と健康を奪ってきた。この裁判所の行った抹殺攻撃を、大坂同志の裁判の中で明らかにし弾劾し、絶対に決着をつけよう。
大坂同志でっち上げの「証拠」は、星野同志と全く同じである。星野同志の闘いを引き継ぎ、来年には始まるであろう大坂同志の裁判に勝利しよう。
今、岸田政権は改憲を呼号し、敵基地攻撃能力の保有、防衛費の2倍化、沖縄の最前線基地化、中距離ミサイルの配備などをもって中国侵略戦争に深々と入り込もうとしている。戦争に突き進む岸田政権と対決し、階級的労働運動を大発展させ、改憲・戦争を阻止しよう。
反弾圧闘争を階級的労働運動、学生運動の軸にすえよう。国家権力への怒りを爆発させ、星野国賠・再審闘争、大坂同志無罪・奪還、爆取弾圧の須賀武敏同志即時奪還へ共に闘おう。