来年5・15へ全力で組織戦を 全学連委員長 赤嶺知晃さん
週刊『前進』04頁(3220号03面02)(2021/11/22)
来年5・15へ全力で組織戦を
全学連委員長 赤嶺知晃さん
今日、全国の学生は沖縄大学での昼休み集会、県庁前での街宣、国際通りデモを闘い抜いてこの集会に結集しています。
沖大では、大学当局・警察と徹底的に闘って集会を貫徹しました。多くの沖大生が集会に注目し、一緒にこぶしを上げて応援してくれました。警察権力が学生集会に襲いかかる光景は、辺野古の座り込み現場とまったく同じです。しかし、警察を呼んで弾圧するしかないのは、沖大当局がキャンパスで孤立しているからです。反戦・反基地運動つぶしの処分と闘う沖大自治会の闘いは、今の沖縄の最先端の攻防です。処分撤回闘争の中にこそ、次のゼネストを切り開いていく展望があると確信します。
岸田政権は防衛費2倍化と敵基地攻撃能力の保有を狙い、沖縄を中国侵略戦争の出撃基地にしようとしています。沖縄では米海兵隊の上陸訓練や米軍機の低空飛行訓練が激化し、騒音や部品落下事故が深刻化しています。宮古島では自衛隊基地への弾薬搬入が始まろうとしており、沖縄本島にも陸自ミサイル基地がつくられようとしています。そして今も辺野古基地建設が連日強行されています。
まさに侵略戦争の準備が毎日行われている沖縄こそ、改憲・戦争阻止の闘いの最前線です。青年・学生を先頭に、沖縄から闘いをつくりだすことが求められています。そして「復帰」から50年となる来年の5・15に向け、積極的に街頭に出て労働者民衆の中に分け入り、全力で組織戦に入りたいと思います。
71年ゼネストを語る時、星野文昭さん、大坂正明さんの闘いを一体で語らないわけにはいきません。沖縄のゼネスト決起に応え、本土の青年・学生が11・14渋谷暴動闘争を闘い抜きました。その先頭に立った星野さん、大坂さんの精神を継承して共に闘いましょう。
71年ゼネストは、全軍労牧港支部青年部と沖大学生運動が先頭に立って切り開かれました。私たち学生も、青年労働者の仲間と共にこれからゼネストをけん引していく存在として、職場やキャンパスで闘いを開始します。そして街頭にうって出て全国の仲間と共に闘います。5・15闘争に向け、今日を起点に闘い抜いていきましょう!