革共同に冬期カンパを 新自由主義倒す階級的労働運動と 改憲絶対阻止の闘い共につくろう

週刊『前進』04頁(3220号02面03)(2021/11/22)


革共同に冬期カンパを
 新自由主義倒す階級的労働運動と
 改憲絶対阻止の闘い共につくろう


 闘う仲間の皆さん。「前進」読者の皆さん。11・7全国労働者集会は、国鉄闘争・関西生コン支部弾圧粉砕を柱に労働者民衆が新自由主義を打ち倒す総反撃の場になりました。国鉄分割・民営化とその後の外注化攻撃と闘い、組織拡大を実現した動労千葉。戦後最大の労組弾圧と対決し産別労働運動の復権へ不屈に闘う関西生コン支部。多くの労働現場と地域からの発言を通して「新自由主義は打ち倒せる」と2150人の参加者が実感しました。
 年末から2022年は新自由主義粉砕、岸田政権打倒、改憲・戦争阻止の歴史的大決戦です。革共同は≪コロナ×大恐慌≫と対決し、新自由主義の大崩壊をとらえ、職場・地域で階級的闘いを組織してきました。11・7を出発点に革命情勢を革命に転化するため、さらなる飛躍をかけて闘います。その闘いのための資金の集中を訴えます。

●社会変革求める労働者の要請に応え

 岸田が「新自由主義からの転換」を掲げなければならないほど、社会の根本的変革が問題になっています。にもかかわらず既成野党は新自由主義打倒も戦争絶対反対も掲げず、衆院選で労働者人民に見捨てられました。労働者が日々職場で踏みにじられている現実を変えようとしない「野党共闘」に、社会を変革する力はありません。
 労働者の怒りと社会変革の要求を体現する真の労働者党が必要です。
 カンパを訴える第一の理由は、階級的労働運動をさらに大きくつくり出すためです。11月労働者集会呼びかけ3労組を共同代表とする全国労組交流センター運動を広げ、≪コロナ×大恐慌≫下の労働組合の組織化に全力を尽くします。オリンピック・パラリンピック観戦の学校動員に対し、地区党の仲間が学校回りや教育委員会への申し入れを展開し、軒並み中止に追い込みました。新自由主義によって破壊された産業・業種・職場から合同労組に複数で加入するケースが増えています。この時代にこそ、労働者を階級として組織するための活動資金が必要です。
 カンパを訴える第二の理由は、改憲・戦争阻止、岸田打倒の一大反戦闘争をつくるためです。米日帝国主義は中国侵略戦争に踏み込み、岸田政権は沖縄本島をはじめ南西諸島をミサイル基地にしようとしています。「再びの沖縄戦を許さない」という沖縄人民の怒りを共にし、星野文昭同志の闘いを継承し、沖縄米軍基地撤去=安保粉砕・日帝打倒の決戦に立ちます。三里塚をはじめ各地の反基地闘争を闘います。
 特に沖縄大学出身の赤嶺知晃全学連委員長を先頭とする学生の決起を支える資金の拠出をお願いします。東京五輪に対し全学連は開会式粉砕の実力闘争をたたきつけ、菅打倒の原動力となりました。階級情勢を塗り替えるのは、ストライキで闘う労働組合とともに学生運動です。沖縄―本土を結ぶ闘争を毎月にも行うことが必要な情勢です。学生たちが存分に闘えるために力を貸してください。
 衆院の議席の3分の2を改憲勢力が占め、岸田は「党是である憲法改正を進める」と表明し、維新の会代表の松井一郎は「来年の参院選と同時に国民投票を」と言い放ちました。しかし、岸田らは労働者人民の怒りの前にグラグラです。改憲阻止の大運動をつくり、来年7月改憲策動を岸田政権もろとも吹き飛ばしましょう。

●世界革命実現する組織つくるために

 カンパを訴える第三の理由は、国際連帯闘争をさらに発展させるためです。11・7集会は、コロナ下でも韓国・台湾・中国・アメリカ・ドイツ・イタリア・ブラジル・トルコなどとの国際連帯を一層深めました。新自由主義攻撃と闘う課題はどの国でも同じです。在日ミャンマー人民をはじめ在日・滞日外国人と日常的に連帯する取り組みを強めましょう。
 カンパを訴える第四の理由は、青年・学生・女性を先頭にしたプロレタリア革命党を共に建設するためです。学生・青年や長く革共同の近くで闘ってきた仲間が党に結集し、戦列の先頭に立っています。「労働者階級の解放は、労働者自身の事業である。この解放は、資本主義社会の全面的な転覆によって達成される」(綱領草案)というプロレタリア革命の思想と原則が、鮮烈な感動を労働者人民に与えています。「暴力革命などしない」と国家権力に忠誠を誓う日本共産党中央の対極で真の革命党を建設しましょう。ますます激化する女性差別や障害者差別などあらゆる抑圧・差別からの解放を、プロレタリア革命、階級社会の廃絶としてかちとりましょう。
 だからこそ、労働者階級をより深く階級的に結合して革命に組織する「前進」の発行・配布体制の強化と不断の紙面改革を進める費用が必要です。
 大坂正明同志に対するでっち上げ弾圧を粉砕し、須賀武敏同志ら獄中同志を直ちに取り戻さなければなりません。弾圧粉砕の闘いへの圧倒的な支援を訴えます。非合法・非公然体制の堅持も革命勝利に不可欠の事業です。2022年へともに闘いましょう。
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