原発いらない金曜行動 避難の青年が思い語る
週刊『前進』04頁(3216号04面02)(2021/10/25)
原発いらない金曜行動
避難の青年が思い語る
原発いらない金曜行動が10月15日午後6時30分から首相官邸前で200人の参加で開催され、「原発をなくそう!」の声を夜空にとどろかせた(写真)。呼びかけ人で作家の落合恵子さん、同じく呼びかけ人でたんぽぽ舎共同代表の柳田真さん、福島からの参加者、避難者など多くの人が政府のやり方を批判し、小型原発や放射能汚染水の海洋放出に反対しようと訴えた。
参加者への「突撃インタビュー」では、10年前から避難している青年が思いを語った。「国は僕たちを棄民している。僕は学校での避難者いじめの被害者でもあります。国はそれを払拭(ふっしょく)するためとして『放射線副読本』を作りました。しかし、僕たちは放射能汚染があるから避難しているのに、汚染はもう無くなったように書かれています。これではいじめがさらに広がってしまう。僕はそれを役人に訴えましたが、意見を聞いてくれませんでした。国や東電は僕たちに向き合い、誠実に対応してほしい」。参加者は気持ちを一つにし、共に闘う決意を新たにした。
11月は、いつもの第3金曜日ではなく第4金曜日の26日となる。午後6時30分首相官邸前に集まろう。