寺尾判決47カ年糾弾! 第3次再審闘争勝利! 10・31狭山統一行動へ

発行日:

週刊『前進』04頁(3215号04面03)(2021/10/18)


寺尾判決47カ年糾弾!
 第3次再審闘争勝利!
 10・31狭山統一行動へ


 狭山第3次再審請求から15年、闘いは最終局面の決戦に突入しています。東京高裁寺尾判決47カ年糾弾の10・31闘争は、再審請求棄却を阻止し、再審決定の道を開く重大な闘いです。

事実調べを行え!

 第3次再審闘争では191点の証拠開示が勝ち取られ、242点の新証拠が提出されています。特に下山鑑定は、警察が証拠としてきた万年筆が被害者のものではないことを証明しました。警察が「証拠」をねつ造し、石川一雄さんを犯人にでっち上げたのです。
 しかし、東京高裁は事実調べを全く行おうとはしません。
 改憲と中国侵略戦争に突き進む岸田政権のもとで、東京高裁は差別をあおって労働者人民を分断し、戦争に動員するために、早期の再審請求棄却を狙っています。何の科学的証明もなしに「万年筆を洗った」と強弁する検察官による下山鑑定の否定は、再審棄却攻撃の凶暴さの表れです。

「下山鑑定の証拠調べを直ちに行え!」を全労働者の声としよう。岸田政権と対決し、東京高裁を徹底的に弾劾し、再審の実現を勝ち取りましょう。

 狭山事件は国家による部落差別を使った権力犯罪です。部落差別は国家が労働者を分断し、団結を解体する攻撃です。労働者はどのような差別も分断も許しません。今の再審棄却策動と狭山闘争解体の攻撃は、戦争と改憲攻撃そのものです。労働組合を弾圧し、差別と分断で団結を内側から破壊する労働組合解体の攻撃そのものです。

10・31から11・7へ

 石川さんが半世紀にわたって無実を訴え、権力犯罪を弾劾する姿は、労働者階級に希望を与えています。戦争情勢のもと差別と排外主義が強まっていますが、逆に労働者階級の決起を生み出しています。
 コロナで労働者階級の意識は変わりました。労働者は差別・分断が階級支配の手段だと直感し、差別・分断を打ち破り自分たちの解放を勝ち取ろうと目覚めています。差別徹底弾劾の闘いが壮大な労働者階級の団結と決起を生む時代、戦争と革命の時代が到来しつつあります。
 10・31狭山統一行動に総決起し、11・7労働者集会へ結集しよう。11月集会の爆発で狭山再審闘争に勝利しましょう。
このエントリーをはてなブックマークに追加