2021年日誌 10月5日〜11日 「強制送還は憲法違反」判決が確定/首相所信表明で改憲を明言
週刊『前進』04頁(3215号03面04)(2021/10/18)
2021年日誌 10月5日〜11日
「強制送還は憲法違反」判決が確定/首相所信表明で改憲を明言
□出入国在留管理庁がスリランカ国籍の男性2人が難民不認定の取り消しを求める訴訟を起こす前に強制送還したのは憲法違反だと認めた東京高裁判決が確定した(6日)
□日本年金機構は、年金受給者への「年金振込通知書」の誤送付が約97万2千件あり、個人情報漏れが起きたと発表した(6日)
□香港政府の林鄭月娥行政長官は国家への反逆行為などを取り締まる「国家安全条例」制定の意向を示した。昨年6月制定の国家安全維持法より取り締まり範囲を広げる(6日)
□名古屋高裁は、沖縄県東村高江の米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事の警備のため愛知県警が機動隊を派遣したことの違法性が争われた訴訟の控訴審判決で、派遣を決めた手続きについて違法とした(7日)
□日米財界人会議は、「原子力について低炭素の基幹電源としての重要性を認識すべき」との共同声明を公表した(7日)
□岸田文雄首相が所信表明演説。「成長と分配の好循環」による「新しい資本主義」を唱え、新型コロナ対応では司令塔機能の強化や人流抑制、医療資源確保のための法改正を示した。改憲の意向も明言した(8日)
□政府の観光支援策「Go To トラベル」の再開に向けた実証実験ツアーが始まった。再開にあたってはワクチン接種の証明書を持つ人などを優遇する(8日)
□法相の諮問機関の法制審議会の部会は保釈中の被告に全地球測位システム(GPS)端末の装着を可能にする答申案を策定(8日)
□JR東日本の蕨変電所が爆発・炎上し、JRは広範囲で運転を見合わせた(10日)