団結ひろば 投稿コーナー
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東海第二再稼働阻止を訴え
原発とめろ!新橋アクション KM
9月11日、日本原電の東海第二原発の再稼働阻止を呼びかける一斉行動が闘われました。「原発とめろ!新橋アクション」は、午後1時半から1時間、JR秋葉原駅のヨドバシカメラ前で5人でスタンディングとリーフ配布、署名取りをしました。署名は8筆。
体調不良で参加できない人たちもいて少数でしたがやり抜きました。伊方原発反対運動をしている人が署名をして「茨城の人に渡してください」と千円をカンパしてくれました。
アピールをしている中であらためて今年3月の水戸地裁判決の重要性を感じました。東海第二原発から30㌔圏内の14自治体のうち「避難計画」を作成できているのは、たった5自治体。その避難計画の実現可能性を問題にして「運転してはならない」とされた判決。福島の避難者の犠牲、苦しみを考えながら、伊方の人とも合流できたので、全国の原発の再稼働も止める可能性を実感しました。
秋葉原は日本原電の本社がある地域です。水戸判決を無視して工事を着工する日本原電と、その工事に資金を出す東電を批判。来年12月にも狙われている再稼働を絶対にとめようという決意を新たにしました。
この行動の後、午後3時から経産省前での「丸10年『脱原発テントひろば』大集会」に合流し、「とめよう東海第二原発首都圏連絡会」の方に署名とカンパを渡しました。「テントひろば」の集会にはたくさんの人が集まり、福島原発事故は終わってない!と怒りが燃え立っていました。
陸自駐屯地に演習反対行動
改憲・戦争阻止!大行進・岡山 福田英未子
9月15日、改憲・戦争阻止!大行進・岡山は、岡山大学で「陸上自衛隊演習反対、大学の軍事研究反対」のデモ行進を学生と共に行った。19日には岡山県北の日本原駐屯地、岡山市内の三軒屋駐屯地(写真)に対して陸上自衛隊演習反対の申し入れ行動を行った。
これは中国・アジアの資源・市場をめぐる日米欧帝国主義の争闘戦のなかで、植民地主義的なミャンマー支配を居直り継続する日帝が、侵略軍隊・自衛隊を総仕上げする大規模演習だ。
日本原演習場では9月21日から出雲(島根県)や海田市(広島県)の部隊が実弾射撃演習を強行。三軒屋駐屯地は中四国最大の自衛隊の弾薬庫だ。ここから弾薬が日本原や善通寺(香川県)などへ運ばれ、配備・使用されている。
大学での集会では「自治体労働者には民営化攻撃がかけられている。これも戦争への道だ。学生諸君も共に闘おう」「岡大はこれまで防衛装備庁に3回も研究課題が採択され助成を受けている。大学の軍事研究の最先頭に立っていることは許せない」「旧陸軍が演習から戦端を開いて侵略戦争に突入していった歴史を繰り返してはならない」と、参加者が次々に発言した。
申し入れでは「兵士は侵略の銃をとるな!」「自衛隊は労働者人民に銃を向けるな!」「ミャンマー人民の闘いに連帯しよう!」と訴えた。ミャンマーの闘う人民と連帯して日帝を打倒しよう。米日帝の中国・アジア侵略戦争を絶対に許さず闘いぬこう。
映画「東京クルド」を見て
東京 秋山幸二
トルコから迫害を逃れ、小学生のころ日本に来たクルド難民申請者のオザン(18)とラマザン(19)のドキュメンタリーだ。
残酷な青春の現実。仮放免者は就労が禁じられている。月に1回入管に出頭し、そこで突然収容される青年をテレビで見たことがある。しかも収容されたらいつ出られるかもわからない。この上ない不条理だ。
英語力を生かして通訳の学校を目指すラマザンは、「ビザが出るか出ないかわからないが、何もやらずに出なかったではいやだ。やれるだけのことはやりたいんだ」と熱くオザンに話す。映画ポスターのシーンだが、印象的だ。しかし在留資格がないため成績が良くてもどの学校も受け入れない。
オザンは父親に不満がある。父親は気にかけてはいるが「話を聞いてくれない」と反発、一人暮らしを始める。モデルやバラエティに出演したいと芸能事務所を訪ねるが、入管の許可が必要だと念を押される。入管の玄関から寂しそうな顔で出てくるオザン。残酷だ。彼は再び黙々と解体現場で汗を流す。
ラマザンの叔父メメットが収容中、極度に体調を崩す。慌てた家族が救急車を呼ぶが、入管は家族の叫びを無視して2度にわたり救急車を追い返してしまう。メメットが搬送されたのは30時間後だ。ウィシュマさんがダブる。許せない。
オザンに入管職員が言い放つ。「帰ればいいんだよ。他の国に行ってよ」。やるせない怒りがわく。
この映画は、日本国家の本質を映し出している。倒すしかないと思う。