新発田駐屯地に申し入れ 新潟 日・中の民衆を敵対させるな

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週刊『前進』04頁(3212号01面03)(2021/09/27)


新発田駐屯地に申し入れ
 新潟 日・中の民衆を敵対させるな

(写真 新発田駐屯地前。百万人署名運動・新潟と、にいがた大行進が演習中止を申し入れた【9月18日 新発田市】)

 陸上自衛隊10万人を動員した大演習に対して、とめよう戦争への道!百万人署名運動・新潟と改憲・戦争とめよう!にいがた大行進は9月18日、新発田(しばた)駐屯地への申し入れ行動を行いました。
 あいにくの雨にもかかわらず、20人以上が参加しました。百万人署名運動新潟県推進委員会の片桐元さんが申し入れ文を読み上げ、大演習の中止を求めました。コロナ感染が収束しない中で隊員を移動させることは感染を拡大させる恐れがあること、中国との戦争を想定した演習は中国との関係を悪化させることから、到底容認できないと申し入れました。参加者も「中国を刺激すべきでない。それは日本と中国の民衆にとってよくない」と追及しました。「沖縄のミサイル基地化反対」「陸自大演習やめろ」と大きく書かれたメッセージボードや、南西諸島の自衛隊配備の図も掲げてアピールしました。基地正門の立哨(りっしょう)が小銃を構えていることに、参加者も驚いていました。
 この日の行動に先立ち、15日には上越市の高田駐屯地でも申し入れが行われ、地元の人が参加しました。
 日米共同声明で台湾について踏み込んで言及し、軍事同盟の一層の強化を狙う菅政権は、南西諸島での自衛隊員の増配備や弾薬の備蓄、ミサイル部隊の配備などを進め、中国への侵略戦争体制づくりを推し進めています。日米共同演習が強化され、自衛隊の実戦部隊化が進んでいます。今回の大演習は自衛隊の戦争準備としてだけでなく、社会を戦争に動員する攻撃です。労働者、大衆の決起としての改憲阻止・戦争反対の大運動を、地域の仲間とともにつくっていきたいと思います。
(新潟 八代和幸)
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