革共同集会での発言から
革共同集会での発言から
9月12日に行われた革共同政治集会は、11・7労働者集会を頂点とする今秋決戦の陣形を整えた。この集会での発言の一部(要旨)を紹介します。(編集局)
今秋決戦アピール
■沖縄闘争アピール
沖縄を革命的学生運動の島にする!
全日本学生自治会総連合
私はもともと東京の大学に通っていましたが、今年から沖縄に移住して沖縄を学生運動の島にするんだという決意で闘っています。
沖縄では、まさに私たちの目の前で中国侵略戦争の準備が進められています。8月上旬の水温の高い時期にサンゴの移植が始まり、後半にはサンゴの移植すらなしに辺野古新基地のN2護岸の埋め立てがどんどん進められています。
また、普天間基地からは汚染物質PFOS(ピーフォス)が下水に流されています。
米帝や日帝は沖縄で暮らす労働者・学生・人民の命など一切考えず、侵略戦争の拠点として、いざとなれば沈めていい島として沖縄を見ている。そういうふうにしか僕には思えません。
沖縄大学では学生の政治意識がこれまでになく高揚しています。一人ひとりとぶつかって議論することを通して、権力と当局に痛恨の一撃を与える決定的な一人の決起をかちとりたいと思っています。
かつて法政大学には監獄大学という言葉がありました。沖大も、そのような情勢に突入しています。たった二人で門前でビラを配って演説しているだけなのに、公安警察が「演説をやめろ」と言ってきたり、弾圧職員が大挙して押し寄せてきたりする。
法大や京大の処分撤回闘争に続き、沖大学生自治会を先頭に沖縄を革命的学生運動の島にする決意です。
■地区党建設の訴え
労働者自身が党の実体を担って闘う
革共同静岡県委員会
静岡県委員会は11月集会に向かって、大きな地区党建設のために全力で闘いぬきたいと思います。
綱領草案にもあるように「プロレタリア革命は労働者階級の事業である」----このことを実践することが大事です。会議・財政・機関紙、全てを自分の力で、労働者自身の力で実現していく。労働者指導部がお飾りではなく、党の実体を担うものとして立ち上がっていく時だと思います。
私は1985年の10・20三里塚闘争の被告ですが、あの年、中曽根反革命のもと自民党は大勝利。反動が吹き荒れ、バブル経済に突入していく。こういう状況の中で私たちは「成田空港突入」とか「国鉄分割・民営化反対」とかを訴え、「武器をもって闘うんだ、革命やるんだ」と言って飛び立った。今の革命的情勢、新自由主義の中で生きていけない。革命の希望と展望を心から訴えよう。
最後に、地区党建設といった場合、どういう地区党をつくっていくのか。地区党は中央と一体になってつくっていくときに初めて発展する。これがレーニン主義です。反帝・反スターリン主義の旗のもと、全国委員会のもとに全ての同志、全国の地区党が団結し、労働者党建設に向かっていこうではありませんか。今日の革共同集会を受けて、11・7労働者集会と地区党建設を全力をあげて推進しようではありませんか。
決意表明
闘い始めた保健所の労働者の力信じ
自治体労働者
保健所に勤務する自治体労働者です。先日、越谷市の保健所職員が労基署に36協定違反と上限を超える超過勤務について通報したというニュースが報道されました。ついに保健所で闘いの火の手が上がりました。
ヤフーニュースとかツイッターでも多くの共感が寄せられています。「こんな方法があるのか」「うちも月200時間とか普通にあった」と保健所の労働者と思われる書き込みがたくさんされています。
私たちが目指すのは、現場から闘いをつくり、労働者の力を信じてこの体制を変えることです。怒りが高まっている。ただ、どうやって体制を変えたらいいのかわからない。
この状況をつくったのは自治労の体制内労働運動なんですけれど、それを告発するものとしても、この労基署への告発はあると思います。
職場のアンケートでは、「残業が多すぎて命の危機を感じました」「残業が基本給の倍以上になってましたが、それでも足りないと感じるほどの業務量でした」などの切実な声が寄せられています。これに応えない革共同であってはいけない。
労働者自身が闘い団結をつくって反撃しないと変わらない。私たちが先頭になって切り開こう。ここで転換しないといけない。共に闘いましょう。
現場の意識は激変 自分の殻を破ろう
教育労働者
パラ観戦の教育効果? こっちは命の話をしているんだ! 私たちは街宣、要請行動、学校訪問も行い、オリ・パラ学校連携観戦を粉砕しました。
オリ・パラ開催の一方で、学校現場では運動会・体育祭をどうするのか、先の見えない会議を繰り返しています。子どもを感染させないために教育労働者は日々踏ん張っています。忙しくなっているのに相変わらず人は足りない。産休の代わりも来ない。感染者が出たら「おしまい」です。
GIGAスクール構想で子どもたち一人に一台の端末が配られています。教育内容について論議する時間もなく労働強化はすさまじい。端末は1台4万5千円。誰がもうけているのか。全てを人件費に回せ!
新自由主義教育の破綻がコロナで浮き彫りになりました。教育労働者の意識は確実に揺れ動いている。新採用者は「組合費は高いけど携帯の契約を安いのに替えて組合に入ります。組合で声を上げることは大切」と言います。こちらが垣根をつくっちゃいけない。社会を変えるチャンスです。
大行進運動と共に反戦闘争の先頭に教育労働者が立ちます。教組に私たちが存在していることが決定的です。11月集会は新自由主義を終わらせる闘いの始まりです。菅や安倍の辞任で済ませられない。自らの殻を破り突進しよう。
青年・学生の党へ
社長が雇用守ったことなどあるか!
マルクス主義青年労働者同盟
今こそ職場で声を上げよう。新自由主義が完全に崩壊し始めていることは誰の目にも明らかだ。
社長が「コロナの影響で自殺者が増えている。自殺者を減らすためにも早く経済を回さなければいけない」「雇用を守りたいが、それは利益が出てこそ継続できる。継続できなければ意味がない」と言っていた。これは完全におかしい。自殺を選んだ人たちが絶望しているのはコロナに対してか。違う。資本家どもが回そうとしているその経済に対してだ。社長が雇用を守ったことはない! サービス残業、セクハラ・パワハラをしてきた連中が雇用を守りたいなんてちゃんちゃらおかしい。
国家と資本が垂れ流す「会社を守ることが雇用を守る」というイデオロギーこそ極悪だ。大企業は外注化と非正規職化で雇用を破壊して巨大化した現実を見ろ。職場の仲間は会社のやり口に納得していない。職場を動かしているのは僕たち労働者だからだ。
職場の怒りの先頭に立ち敵の攻撃と正体を暴こう。実力で闘えば必ず現状は変えられる。私たちは情勢の主導権を握っている。労働者のための職場に変える闘いが社会も変える。戦争も止める。資本主義を打倒しよう。団結して共に生きよう。
若い世代の力解放し一気に組織化へ
マルクス主義学生同盟・中核派
本日も何人もの学生の同志が発言や司会を担っていますが、彼らはみな、コロナ禍の中で出会い決起してくれた仲間たちです。今、マル学同の半数は、この2~3年で結集してきた同志たちで構成されています。7・23反五輪闘争を担った主力が、こうした若い世代です。
彼らの根底的な力を信じて、彼らの持つ力を解き放てば、青年の組織化は一挙に進んでいくと確信します。
一つに、やはり団結を組織することです。新自由主義の中で若者がばらばらに分断されています。しかしコロナ禍の大学の現状から浮き彫りになったことは、若者はそれでも人とのつながりを求めているということです。新自由主義と闘うことこそ最も人間的なつながりを取り戻す力です。
二つに、その力で現実を変革することです。現実と闘い変革することにわれわれ階級的労働運動潮流の真骨頂があり、最大の求心力があると思います。3労組の闘いから学び、実践して11月集会に向かっていきましょう。
最後に、集会に結集された仲間の中でまだ中核派に結集されてない方は、ぜひわが同盟に結集してください。一日も早い革命の実現のために、同志として共に闘いましょう。