革命的大激動の今秋決戦へ 労働者の選択は11月集会だ 革共同集会 菅打倒情勢に階級的回答
革命的大激動の今秋決戦へ
労働者の選択は11月集会だ
革共同集会 菅打倒情勢に階級的回答
革共同政治集会が9月12日、東京・江戸川区総合文化センターで開催された。菅を打倒した日本労働者階級の政治選択が今秋総選挙を前に鋭く問われている。革共同はこの集会をもって、労働者階級が選択すべき唯一の道は11・7全国労働者集会に結集し、労働者階級自身の力を組織すること、新自由主義を打倒する革命をやりぬくことだと宣言した。集会には510人が結集。7・23五輪粉砕を闘った学生・青年の革命への情熱と確信がほとばしり、集会を終始牽引(けんいん)した。現場労働者の決意表明は新自由主義を終わらせる階級的労働運動の展望を実践的に示した。(発言一部紹介2面、大坂正明同志のメッセージ4面)
学生・青年が集会を牽引
コロナ禍の1年半、そして革共同第27回全国委員会総会から半年。現場で格闘し闘いを前進させ、ついに労働者人民の怒りで菅を打倒した。次は労働者が権力を握る革命だ! その決意に燃え集会は始まった。
司会を務める女性労働者と全学連の同志が「革共同でよかったと感じた1年だった」「7・23五輪粉砕を闘い、自分をここまで誇らしく思ったことはなかった」とそれぞれ開会あいさつに立った。
冒頭は全学連の同志による7・23五輪粉砕闘争の報告。「五輪粉砕!菅倒せ」を実力闘争の復権で実現したことを述べ、「私が運動に参加したきっかけは1年前の革共同集会。まさか1年後に壇上に立つとは思ってもいなかった。実践的な運動で人の意識も変わる」と語った。激動期を象徴する発言に会場が沸いた。
連帯あいさつを、三里塚芝山連合空港反対同盟から萩原富夫さん、全国水平同盟から狩野正幸さん、闘う弁護士から森川文人さんが行った。反対同盟を代表して萩原さんは「実力闘争で闘う若い人たちは希望だ」と革共同に期待を寄せ、10・3全国総決起集会への結集を呼びかけた。
特別報告では、革共同入管闘争組織委員会が10・20ゼネストへ突き進む韓国・民主労総との連帯と、ウィシュマさん虐殺の責任を必ず法務省にとらせると訴え、革共同救対部が星野国賠勝利、大坂同志奪還へ全力で闘う決意を表明した。
基調報告を秋月丈志革共同書記長が行い、革命の展望を熱烈に訴えた(要旨別掲)。秋月書記長は、今秋選挙情勢における日本労働者人民のただ一つの政治選択が「動労千葉、関西生コン支部、港合同を先頭とする新自由主義を終わらせる階級的労働運動を結集軸にして、11・7労働者集会に『コロナと戦争の危機に立ち向かい、社会を変える労働者の力』を結集させること、労働者階級自身の組織と運動をつくりだすこと以外にない」と断言した。
カンパアピールでは、青年労働者が「学生と青年の団結が7・23闘争を切り開いた。組合の次世代を青年こそが担う」と訴えた。
現場から続々と戦闘宣言
後半は11月集会への決意と展望が次々と語られた。
はじめに「今秋決戦のアピール」として、革共同中央労働者組織委員会が発言。労働者階級を徹底的に信頼し、プロレタリア独裁の能力を育て引き出す意識性で組織することが革命党の任務だと明らかにした。革共同女性解放組織委員会は、コロナ下で最も矛盾が集中している女性労働者と結びつこうと訴えた。沖縄闘争アピールでは、全学連の同志が中国侵略戦争阻止の最前線の沖縄を学生運動の島にすると宣言。地区党建設の訴えでは、労働者指導部が中央・細胞の一致のもと、地区党に責任をとりきろうと決意を述べた。
コロナ危機に立ち向かってきた各産別からの決意表明は、階級的労働運動路線の実践と労働者指導部建設の前進と展望を示した。
医療・福祉労働者は、命を守る労働組合の闘いが地域の仲間と結びつき、新自由主義医療を打ち倒す大きな運動をつくりだしていることを報告。自治体労働者は「保健所でも闘いの火の手が上がった。革共同は絶対にこれに応える」と決意を明らかにした。都営交通の労働者は「民営化反対は譲れない路線だ」と述べ、財政危機を口実にした賃下げ、人員削減、民営化との闘いで菅に続き小池も倒すと語った。
郵政労働者は、JP労組本部―帝国主義労働運動と対決し、土曜休配粉砕の決戦に立ち上がる戦闘宣言を発した。教育労働者はオリパラ学校観戦粉砕の勝利を報告。合同・一般労組産別の労働者は、コンビニ闘争の教訓から「闘いをあきらめなかったら絶対に団結は広がる」と確信も固く訴えた。
国鉄労働者は冒頭、1047名解雇撤回闘争でJRを裁判の当事者として認めさせる大勝利を報告。そして国鉄分割・民営化型の歴史的攻撃である「融合化提案」に対し、JR本体とCTS(千葉鉄道サービス)すべての労働者を獲得する組織拡大の大決戦に突入することを明らかにした。国鉄の青年労働者も「分割・民営化反対で闘ってきた軸はずらさない」と職場から反撃に立つ決意を述べた。
青年・学生からは、マルクス主義青年労働者同盟が、職場の闘いが職場も社会も変えると力強く発言。マルクス主義学生同盟中核派は「若い世代の根底的な力を信じ切り解き放てば組織化は一挙に進む」と訴え、「革共同に結集しよう」と熱烈に呼びかけた。
11月労働者集会を頂点とする今秋の歴史的決戦へ、革共同に結集しプロレタリア革命へ進撃しよう。