青年・学生集会、全国のリーダー集う 8・5広島 五輪粉砕闘争の熱気にあふれ

週刊『前進』04頁(3206号03面02)(2021/08/16)


青年・学生集会、全国のリーダー集う
 8・5広島 五輪粉砕闘争の熱気にあふれ

(写真 自らの職場・大学で闘う青年・学生が全国から結集した【8月5日 広島市】)

 8月5日の午後4時から、「オキナワとヒロシマを結ぶ8・5全国青年・学生集会」が同集会実行委員会の主催で行われた。
 基調提起で動労西日本の山田和広書記長は、7・15―16バッハ来広抗議行動と東京での7・23オリンピック開会式粉砕闘争の地平を共有し「『平和推進基本条例』をめぐる攻防は全国での改憲・戦争攻撃の核心」と今夏8・6ヒロシマ闘争の意義を明らかにし、労働運動・学生運動を復権させ米日の中国侵略戦争を阻止しようと呼びかけた。
 続いて、7・23闘争の先頭で闘った首都圏の学生、さらに当日にでっち上げで不当逮捕され8月3日に奪還された仲間がアピール。会場全体で歴史的な闘争の熱気を共有した。
 広島大学学生自治会の太田蒼真さんは、大学当局が進める管理強化、サークル自治破壊との闘いについて報告した。8・6ヒロシマ大行動に組合の取り組みとして参加した自治労広島市労働組合の組合員は、非正規労働者を使い捨てる会計年度任用職員制度の実情について怒りを込めて語るとともに、「平和推進基本条例」成立強行とそれを主導した自治労「組織内」議員を厳しく弾劾した。
 学生と共に7・23闘争をリードした東京青年労働者交流集会実行委員会の仲間は、東京での新規コロナ感染者がついに1日5千人を超えるなかで「まだ五輪が行われていること自体が国家犯罪そのもの」と語気を強めた。そして、五輪強行や職場の現状への怒りが渦巻くなかで時代認識を通じて団結をつくり、闘ってきたことを報告した。
 討論では、処分阻止・撤回に向け全学的な運動をつくってきた京都大学の学生が次々と発言。当局の分断攻撃を乗り越え団結を拡大する決意を語った。医療・福祉労働者は「5月のコロナ『第4波』の際、大阪で何が起こったか。『いらない命』を資本がつくり見殺しにした。政府・資本は医療崩壊を使って民営化と戦争を進めようとしている」と怒りを込めて訴えた。広島の教育労働者は「子どもや医療従事者の五輪動員反対!」のボードを手にスタンディングを行ったと報告。関西青年実の仲間は「全学連と反戦青年委員会が担った1967年10・8羽田のような闘いをこの秋実現しよう」と訴えた。
 最後に、広島大学学生自治会の森田寛隆さんがまとめと行動方針として、7・23闘争の地平に立って広島の闘いを守り抜こうと訴えた。翌6日早朝、原爆ドーム前への結集呼びかけに満場の拍手が応えた。
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