練馬 点火セレモニーに抗議 街頭の怒りと合流
週刊『前進』04頁(3204号02面05)(2021/07/26)
練馬
点火セレモニーに抗議
街頭の怒りと合流
(写真 通行する人々と五輪への怒りを共有【7月17日 東京・練馬区】)
7月17日、オリンピックの点火セレモニーに抗議し、東京・練馬駅前でスタンディングを行いました。
都内での聖火リレーについては、コロナウイルス感染再拡大の影響もあって島しょ部を除く全日程で公道の走行が中止され、点火セレモニーのみとなりました。しかし、そもそも「聖火リレー」なるもの自体がナチス支配下の1936年ベルリン五輪で初めて行われた国威発揚の道具です。東京五輪では、福島第一原発から20㌔メートルに位置するJヴィレッジから聖火リレーをスタートさせ、改憲が狙いの「復興五輪」を演出しようとしています。国威発揚と階級支配のためのセレモニーは粉砕されるべきです。
練馬総合運動場公園で行われた点火セレモニーは、都内23区では最初。23日の開会式粉砕闘争の爆発につなごうと、仲間たちと議論して集まりました。
「五輪やめろ」などのボードを立ててのスタンディングとマイクアピールを始めると、「今日の聖火リレーへの抗議ですか」と声をかけてくる人、「知り合いに渡したいからビラを何枚かください」という男性、「開会式当日のデモに行けるかも」という青年などが次々と現れました。しばらくの間、横に立って抗議の意思を一緒に表してくれた女性も。いかに多くの人たちが「こんな五輪にはうんざりだ。そんな金があるならコロナ対策や補償に使え」と思っているかを肌で感じ、やってよかったと思いました。
翌日は池袋駅前でもスタンディングを行いましたが、この日の聖火リレー出発点が池袋だったため、なにか抗議行動が行われていないかと構えていたメディアの方が撮影をしていきました。
あらゆるところで「五輪中止」を求める人々が行動を始めています。競技が始まったからといって、菅政権に対する不信と拒絶、新自由主義と改憲・戦争に対する根底的な怒りが収まることなどありません。職場で地域で「今すぐ五輪中止!」の行動を組織していきましょう。
(改憲・戦争阻止!大行進東京北部実行委員会 川原成雄)