東海の会が講演集会 関生弾圧は「逆転できる」 東海・青年労働者 亀井渉
週刊『前進』04頁(3203号04面02)(2021/07/19)
東海の会が講演集会
関生弾圧は「逆転できる」
東海・青年労働者 亀井渉
7月4日、名古屋市内で開かれた「関生弾圧を許さない東海の会」主催の「関生事件が左右するワーキングプアの将来」と題した講演集会に東海合同労組の仲間と参加しました(写真)。講師はジャーナリストの竹信三恵子さん。
東海の会は「関生弾圧への反撃」の一点で結集し、労組や党派の枠を越えて広範な大衆運動を組織していくことを実践しています。
竹信さんは、新聞記者時代にどのメディアも関生事件を報じないことに危機感を感じて、独自取材を始めました。「保育園に子どもを預けるための証明書を会社に要求しただけで逮捕・起訴・有罪!? 自分も子育てをしながら働くなかで役所との押し問答も経験しました。そんなことで簡単に逮捕されたらこの社会は危ない!! 関生への弾圧を粉砕して、運動をさらに広めなければ!!と、建設現場での仕事を生で見て基礎から勉強に入りました」
「『男の職場』のイメージが強い建設業ですが、関生には女性組合員も多く、建設現場で働き、関生に入ったきっかけを聞くと、今の女性を巡る状況が浮き彫りになりました。『労組のおかげで残業が無く、ミキサー車で保育園まで子どもを迎えに行ったらみんなびっくりしていた』などの逸話も聞けました」
竹信さんは最後に「オセロのように隅だけでも取ってひっくり返せばバーッと逆転できる日が来る」と希望をもって励まして下さいました。