沖縄の闘いは全国の闘い 福島で辺野古映画上映会

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週刊『前進』04頁(3201号04面02)(2021/07/05)


沖縄の闘いは全国の闘い
 福島で辺野古映画上映会

(写真 沖縄連帯集会【6月27日 福島・二本松市】)

 6月27日に福島県二本松市で開催された「沖縄辺野古映画上映と5・15沖縄現地報告会」に参加した。主催は「命(ぬち)どぅ宝の会(福島の沖縄一坪反戦地主会)」だ。先の3・11集会で再会した友人もご夫婦で参加してくれた。
 司会からの主催者あいさつの後、全国農民会議の鈴木光一郎共同代表から「市東孝雄さんの土地取り上げを狙う最高裁決定を弾劾する。農民は沖縄・三里塚と連帯して闘う」と連帯のアピールがされた。続いて「星野文昭さんは無実だ!国賠・再審勝ち取る福島の会」からは、星野さんと沖縄の絆が明らかにされ、それゆえの国家の虐殺が弾劾された。さらに、子ども食堂を運営している方からは、保養で北海道を訪ねた時、「都市に置けないものを地方に、何の恩恵もないところに核のゴミを押し付けようとしていることを全国に広めてくれ」と声が上がったと話された。
 映画は「ドローンの眼」。エメラルドグリーンの美しい辺野古の海が埋め立て土砂により白く濁っていくのがはっきり見える。ところが防衛施設局は「濁っていない」とウソとゴマカシで対応、その不誠実さにはとても腹が立った。
 5・15~17沖縄現地報告では、5・15沖縄集会、南部土砂採取現場、辺野古土砂搬入阻止座り込みの闘いなどが報告された。5・15集会はビデオ報告で、特に神谷武宏牧師の「沖縄の問題は日本の問題。他人事ではない」という言葉が私の心に突き刺さった。
 報告後、会場からは「沖縄の知人は年取って大変なんだけど辺野古の座り込みやってる」「人生の半分は松川事件に捧げてきたが、まだがんばれと背中を押される」等々、活発な意見や感想が述べられた。
 コロナ禍の中、オリンピック強行と戦争国家化へ進む菅政権と闘い、集会やデモをはじめ出来ることは何でもやっていこう。
(福島 坂口郁子)

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