具志堅さんがハンスト 6・23摩文仁 埋め立て抗議に激励の輪

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週刊『前進』04頁(3201号04面01)(2021/07/05)


具志堅さんがハンスト
 6・23摩文仁 埋め立て抗議に激励の輪

(写真 「沖縄戦で亡くなった人の血が染みこんだ土砂を基地建設に使うな」とハンスト中の具志堅隆松さん【沖縄・平和祈念公園】)


 6月23日は、1945年に沖縄での日本軍による組織的戦闘が終了して76年目の「慰霊の日」でした。今年は、菅政権によって国民投票法や重要土地規制法がつくられ、改憲・戦争に向けた政治が行われる中で迎えました。沖縄戦を生き残った人々の反戦の思いを踏みにじる策動に全県で怒りの声が巻き起こりました。 沖縄大学学生自治会も「国民投票法弾劾! 菅政権倒そう」と題し、「慰霊の日」の戦跡巡りを呼びかけるビラを県内でまきました。
 23日に糸満市摩文仁の平和祈念公園に行くと、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんが沖縄全戦没者追悼式典会場のすぐ横でハンストを闘っていました。
 具志堅さんは遺骨を含む南部土砂を基地建設に使うことに抗議し、防衛省の辺野古新基地の設計変更申請を不許可にするよう県に求めて6月19日から5日連続のハンストを行いました。23日はコロナ禍で式典の参加者が30人に大幅に縮小される中、多くの人が具志堅さん激励に訪れていました。僕も具志堅さんとあいさつを交わし、ハンストの現場にいました。
 式典では菅がビデオメッセージを発し、基地負担軽減の成果をアピールするといううそにまみれた許し難いものでした。ビデオであれ菅が発言する資格などありません。菅は一刻も早く打倒するべきです。一方で、辺野古基地建設の「断念・中止」を明言しなかった玉城デニー知事の平和宣言にも県内で不満の声があります。
 6月23日に「追悼」だけでなく、政府と対決する姿勢を示した具志堅さんのもとに多くの県民が集まったように、闘うことが求心力を持っていることを現場で実感できました。
 沖大学生自治会も改憲・戦争阻止、辺野古基地建設阻止・全基地撤去を実現するゼネストに向かってさらに闘っていこうと決意することができました。
(沖大学生自治会・赤嶺知晃)

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