新たな官邸前行動開始 原発やめろ!450人が結集
週刊『前進』04頁(3200号03面02)(2021/06/28)
新たな官邸前行動開始
原発やめろ!450人が結集
(写真 菅政権の原発再稼働やオリンピック強行策動に怒りの声があふれた【6月18日 首相官邸前】)
6月18日、午後6時30分から首相官邸前で第1回「原発いらない金曜行動」が実行委員会の主催で450人の参加で行われた。首都圏で原発に反対して闘う人たちが待ちに待った新たな官邸前金曜行動が始まった。会場には開始前からたくさんの人が駆けつけた。のぼりや横断幕がいくつも掲げられ、顔見知り同士で「久しぶりだね!」と笑顔で語り合う姿も見られた。
最初に、呼びかけ人でルポライターの鎌田慧さんがマイクを握った。「今、福島の人たちがどれだけ困難な生活をしているのか。これからどれだけ子どもたちが甲状腺がんを発症し、労働者が被曝で病気を発症していくのか。コロナもどうなるか分からない。菅首相は政権維持のために原発に突進する、オリンピックに突進する。これは絶対に許せない」と怒りをほとばしらせ、「世界の人たちと一緒に脱原発運動を進め、子どもたちを守りぬくために、今日ここから金曜行動を始めたいと思います」と呼びかけた。
続いて、同じく呼びかけ人でたんぽぽ舎共同代表の柳田真さんが、新たな金曜行動を始めるに至った経過を説明した。「去年秋に反原連が『活動休止』を発表したため、それ以降まわりの人たちと話し合い、首相官邸前で『反原発』を叫ぶ場が必要だということでこの行動を行うことになりました。全国からは『待ってました!』という声が届いています」と報告したうえで、「毎月1回、頑張りましょう」と訴えた。
続いて東海第二原発に反対して闘う人、沖縄を標的にした土地調査規制法に反対して闘っている人などたくさんの人が原発への怒り、菅政権への怒りを表明し、闘う決意を語った。「ふるさとを返せ! 津島原発訴訟」を闘う福島県浪江町の女性は、古里を喪失した無念な思いを述べたのち「7月30日の判決に注目してください。私たちの裁判は、この国の有りようを問う裁判でもあります」と公正な判決を求める署名への協力を訴えた。
次回は7月16日だ。首相官邸前に集まろう。