大行進神奈川 学校観戦 中止に追い込む 五輪動員反対で要請行動
週刊『前進』04頁(3200号01面03)(2021/06/28)
大行進神奈川
学校観戦 中止に追い込む
五輪動員反対で要請行動
(写真 学校観戦中止の要請行動に先立ち、改憲・戦争阻止!大行進神奈川が神奈川県庁前でサイレントデモ【6月15日】)
東京の仲間が東京都教育委員会に対して五輪・パラリンピックへの「学校連携観戦」の中止要請を行ったのに続き、神奈川でも行動に立ちました。6月15日の神奈川県教委を皮切りに、18日に横須賀市教委と相模原市教委に要請を行いました。どれもマスコミが大きく取り上げてくれました。改憲・戦争阻止!大行進神奈川の集会に参加された方を中心に賛同を呼びかけ、その数は組織・個人あわせて130を超え、今も増え続けています。22日には横須賀市教委が中学と特別支援学校で観戦中止を決定。神奈川県内では7市5町にまで広がっています。
要請行動で強調したことは「命の軽視」と「自己責任論」の問題です。神奈川県教委の担当者からは「『コロナ感染リスク』と『五輪観戦の感動』のバランスをとること」「生徒の希望尊重」が述べられました。しかし、「生徒の希望尊重」などという「自己責任論」による無責任ではなく、命に関わる問題である以上、大人に判断する責任があります。
6月1日には五輪組織委員会が各教委に、23日締め切りで希望の「再調査」通知を発しました。しかし必要なのは「中止」です。今後、県内自治体への要請を拡大し、国策五輪に従う教育行政の責任を追及します。この行動を教育現場に持ち込み、「五輪反対・命を守れ」を職場に訴える闘いも始めています。
コロナ禍で生活破壊が進み、命が危機にさらされ、1920年代の朝鮮人虐殺、労働争議の暴力的破壊、そして治安維持法、産業報国会化の流れが一挙に進行している今こそ、労働者の怒りと真正面から向き合い、労組交流センターと大行進運動が最先頭で「菅打倒、改憲・戦争阻止」に立ちましょう。神奈川では五輪開会式前日の7月22日、「五輪中止!菅たおそう」リレーアピールと横浜デモ(午後2時、横浜駅西口)を予定しています。そこに向けて闘っていきます。
(改憲・戦争阻止!大行進神奈川 品川孝司)=関連記事4面