革共同に夏期カンパを
　コロナ危機―新自由主義の破綻を革命に転化しよう

　全国の支持者、「前進」読者、同志のみなさん！　革共同はすべてのみなさんに重大な決意を込めて夏期カンパ決戦への総決起を訴えます。新自由主義の大破綻と政治支配・階級支配の崩壊にあえぐ菅政権に断を下す時がきました。五輪粉砕、改憲阻止・菅打倒、そしてコロナ危機をプロレタリア革命へと転じる歴史的な階級決戦を闘う革共同へ、カンパを寄せてください。

今こそ労働者の党を

　日本帝国主義・支配階級は、コロナ感染拡大、医療崩壊、さらには社会の崩壊的状況を一層深刻化させながら、国家暴力をもって五輪を強行しようとしています。ここで五輪を強行できなかったら改憲もできず、階級支配の大崩壊へと向かうしかないという猛烈な危機感があるからです。医療崩壊による「命の選別」が実際に行われているこの時に、医療現場から１万人を動員し、「学校連携観戦」と称し全国で約１２８万人もの子どもたちも動員しようとしています。他方で、菅政権のブレーンである新自由主義の権化＝竹中平蔵が会長を務める人材派遣会社パソナは、政府のコロナ関連事業を受託し、前年から純利益を10倍にしました。さらに五輪会場スタッフの人材派遣業務を独占し、大会組織委員会が算定した人件費の97％をピンハネしようとしています。「コロナで中抜き、オリンピックでピンハネ」と怒りの的になっています。
　「残念ながら、これが我々の住む日本国の実態なのでしょう。……これを変えるには、もはや革命でも起きない限り、無理なような気がしてきた」といった声がＳＮＳにあふれています。今や求められているのは小手先の改良ではなく社会の根本的変革であり、資本主義の打倒です。
　４月の日米首脳会談と今回のＧ７サミット首脳宣言が示す通り、米日をはじめとする帝国主義は対中国の侵略戦争によって危機を突破しようと狙い、日帝・菅はそのために改憲国民投票法改悪と土地調査規制法の制定を相次いで強行しました。戦争の危機が現実化する中で、立憲民主党や日本共産党は労働者人民の改憲・戦争絶対反対の闘いを裏切り、総屈服しています。今こそ本物の労働者階級の党が求められています。

資本主義を終わらせる

　２０２１年初めの世界の核弾頭配備数は３８２５発で１年前に比べて２・８％増加しました（ストックホルム国際平和研究所発表）。各国の２０２０年の軍事費の合計は１兆９８１０億㌦（２１７兆円）にのぼり過去最高となりました。前年比で２・６％増、ソ連崩壊前年の１９９０年と比較すれば４割増となります。資本家階級は、全世界の労働者とその家族を極限的に搾取し、生存の危機にまで追い込みながら、その支配を維持するために核戦争すら辞さないのです。
　革共同は、まさにこうした時代だからこそ声を大にして訴えます。私腹を肥やし続けたあげく、世界を滅亡させる危機までつくりだした資本家階級を打倒し、労働者権力を打ち立てましょう。そして、全人民が豊かな未来を築くために労働できる社会をつくりましょう。全世界の労働者階級にはその力があります。
　資本主義に対して怒りを持つすべての人々に、資本主義を終わらせる闘いとして夏期カンパ決戦への決起を訴えます。団結した労働者は絶対に勝てる。労働者階級の未来を切り開く人類史的大事業であるプロレタリア革命に共に立ち上がりましょう。

革命実現する時が来た

　プロレタリア革命の成否は、階級的労働運動の前進にかかっています。革共同は、今年２月に開催した第27回全国委員会総会において、階級的労働運動を全面的に推進していくことを決定しました。動労千葉と共に新自由主義の破綻を階級的労働運動の大前進へと転じていく強固な意識性をもって、地区党の大変革を進めています。この力で、国鉄・関生決戦や医療労働者の闘いを先頭に、全産別で階級的労働運動を発展させます。さらに全学連の闘いや入管法改悪を粉砕した青年・女性と共に闘います。
　革共同の土台は細胞であり地区党です。この活動を支える圧倒的な資金が必要です。事務所や専従活動家の維持・拡大をはじめ、地区党の闘いには財政が不可欠です。資金があれば、さらに活動領域を増やすことは圧倒的に可能です。また、機関紙「前進」の定期発行の維持と一層の充実と変革、国家権力に打ち勝つ革命党の建設のためにも資金が必要です。
　革共同は、星野文昭同志、大坂正明同志の闘い、非合法・非公然党建設の闘いを先頭に資本・国家権力と非和解の闘いを貫き、この時代に到達しました。それは全党の決起と労働者人民の援助があったからです。そしてついに革命情勢を本物の革命に転じる時が来ました。この革命の勝利を共にかちとるために、夏期カンパ決戦への総決起をあらためてお願いします。