全国各地でメーデー闘争

大阪で関生とともに集会

　５月１日、関西労組交流センターの呼びかけでメーデー闘争が取り組まれました。奈良、高槻、京都などで独自行動を行った後、大阪・扇町公園で集会とデモ行進を行う一日行動です。
　集会では、労組交流センター共同代表の木下浩平さんが基調報告。「昨年のメーデーも緊急事態宣言下だった。それから１年、菅政権も維新も、１ミリもコロナ対策などしてこなかった！」「資本家・政治家はコロナ禍をも利用し、改憲と戦争で延命を狙っている。労働者の団結で戦争を止めよう」と訴えました。
　続いて、関西地区生コン支部の武洋一書記長が発言。不当な「保釈条件」を押し返して武谷新吾書記次長との再合流を果たした喜びを表明し、「ストライキをしなければ労働組合は無力だ！」と力強くアピールしました。また今春闘で賃上げを勝ち取ったことを報告し、武建一委員長への懲役８年求刑に対して、現場での闘いで粉砕すると決意を述べました。
　八尾北医療センター労組の医療福祉労働者は、地域医療交流会の取り組みが大阪府への「遺伝子ワクチンではなく公的医療の拡充を！」の申し入れ行動として結実したと報告しました。京都で学生メーデーデモを打ち抜いた全学連の仲間は、京大処分撤回闘争が力強く進んでいることを報告し、大学改革と対決し自治会建設をさらに推進すると述べました。
　集会後は梅田中心部までデモ行進を行いました。街頭から熱い声援が寄せられました。（関西労組交流センター・冨山小太郎）

広島市内をデモ

　５月１日、広島県労組交流センターの主催で広島メーデー行動を行いました。午後２時から原爆ドーム前に集まり市内をデモ行進。「コロナで解雇するな」「労働組合よみがえらせよう」のシュプレヒコールに沿道から注目が集まり、手を振る人もいました。
　午後３時30分から50人で集会を開催。冒頭にミャンマーでの民衆の闘いと日本企業と国軍との結びつき、改悪入管法の問題を暴く動画を上映。壹貫田康博代表が改憲阻止とミャンマー連帯を訴えました。
　広島連帯ユニオンの宮原亮委員長がこの間の新たな労組結成やコロナ解雇・賃下げに対する運送会社でのストライキ闘争などを報告し、「労働組合の基本は行動と実力闘争だ」「自分だけ、この職場だけの問題ではない。業界全体の矛盾を捉えて運動を広げよう」と訴えました。
　安芸太田町議会議員の大江厚子さん、広島大生、動労西日本、自治体労働者、教育労働者、広大生協労組、医療労働者が現場の報告と決意を述べました。三菱広機分会の仲間は、広島連帯ユニオン元委員長の鈴木範雄さんの急逝を受け、遺志を継承して闘う決意を表明しました。
　最後にユニオン執行委員が「今日のメーデーに参加できて誇りに思う」とまとめました。
（広島連帯ユニオン・М）

岡大構内を席巻

　新型コロナ感染症第４波の爆発情勢下での「自粛」をぶっ飛ばし、今年もメーデー行動を取り組んだ。
　岡山大学病院正門前に陣取った病院内と地域の仲間が、「医療現場からストライキが次々と始まっている。医療の民営化を打ち破りともに闘おう」と、この瞬間も命を守る最前線で戦う医療労働者に訴えた。その後、岡山大学本部キャンパスに移動し、軍事研究と非正規職化、学生管理強化に反対する構内横断デモ行進を行った。デモの後、岡山県青年館中ホールに場所を移し、メーデー集会を開いた。動労西日本・山田和広書記長の基調報告を受けて、自治体、医療、私立大学などの仲間からの報告と発言、討論が繰り広げられた。
　戦争・改憲と職場での非正規職化・外注化、首切りは一体だ。岡山の闘う労働者は、階級的労働運動の復権の先頭で闘う。
（岡山大学医学部職員組合・矢田範夫）

鈴コン社前
「解雇は不当」

　東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会と地域の仲間２０人が５月１日早朝、長年にわたり生コン運転手として働いてきた組合員の雇い止め・解雇の撤回を求めて鈴木コンクリート工業舟渡工場前（東京都板橋区）で抗議行動に立った。吉本伸幸分会長と組合員がマイクを握り、職場の仲間とエールを交換した。

晴海局
解雇撤回を要求

　郵政非正規ユニオンなどの労働者は５月１日正午から晴海郵便局（東京都中央区）前で、交通事故で労災休業中の奥野明子組合員に対し２０１３年３月に行った雇い止め解雇の撤回を求め抗議・宣伝活動を行った。通行人が２０００円をカンパしてくれるなど「解雇撤回しろ！」の闘いは大きな共感を生み出している。